拉致 ページ20
シルクside
現在の状態？状況？を教えましょう…
翔に車で拉致られてます。手を拘束されてます。
解こうと必死です。
翔「ふはは。取るなよ？逃げられちゃ困んだよ」
「いや、怖ぇよ」
翔「大丈夫。悪ぃようにはしねぇ」
「どこ行くんだよ」
翔「喧嘩が楽しくなる所」
「喧嘩？」
連れてこられたのは…如何にもって感じの人達が集まってる場所。翔は、黒マスクにサングラス…
怖い人になってるよ？
翔「シルク、行こうか」
「いや、場違い…」
翔「行こーねぇ〜」
「え、やだよ」
無視…だってさ、周りの人達めっちゃ睨んでるんよ？怖いじゃん、
しかも翔の目の前にデケェやつ立ちはだかったし！
無理無理無理〜！
翔「退け」
ドスの効いた声。怯むわけねぇじゃん！
??「家に何の用だ」
翔「退けって言ってんだよ」
??「答えてもらおうか」
翔「お前と話してる時間が勿体ねぇ」
おいおいおい！怖いって！
俺、怖いって！
怒ってんじゃん！すげぇ怒ってんじゃん！
??「どの面下げて言ってんだ？あぁん？」
翔「邪魔すんな。」
??「貴様っ！」
翔「俺の声聞いてもまだ思い出さねぇのか。数年前にこの街を出てった人の事もう忘れたのか。」
この街で…育った？いや、それはねぇはず…翔の家族って…？
??「ま、まさか…翔坊ちゃんか？」
翔「漸く思い出したか。久しぶりだな。龍坊」
龍坊!?いや待て…坊ちゃん!?
あぁ〜どういう関係なんだよ！
翔「紹介するよ。俺の友達のシルクだ。」
龍「〇とは違うのか？良かったな。仲間ができて」
「あ、初めまして。シルクロードです。」
龍「うん。坊ちゃんを宜しくな」
いや、俺も、周りもあんぐりよ。
…どういう関係？だって、翔の家…普通の家だろ？
翔「あ〜言ってなかったな。俺の本当の親は、小学5年の時に亡くなったんだ。で、俺と弟達は施設に行った。そこで俺らを引き取ってくれたのがここの人なんだ。」
初めて聞いた。両親が亡くなってること。
養子として引き取られた事。
翔「これは智君たちも知らないことなんだけど。
近々言わなきゃいけないんだけどな。」
「だから今日…俺に？」
翔「そう。あ、父さん居る？」
龍「居るよ。の前に…中入れ。寒いだろ」
翔「ただいま〜」
「お邪魔します」
いや、でっけぇ…門もでけぇし…家も…和風〜…
翔「そんなキョロキョロすんなよw…あ、父さん！」
あ、あれが翔のお父さん…か、かっこよすぎじゃね？
いや、若くね？
翔「俺の父さん今30代よ？」
若っ！
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2020年12月10日 2時
