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詰み16 ページ15

諸伏と言ってしまった瞬間俺は後悔した




1つは諸伏と口に出してしまったこと

2つは…








俺は過去に諸伏景光と会っていたこと






数年前、たまたま家族と米花町に来ていた俺は1人置いてけぼりにされて迷子になっていた

いや、子供を置いてけぼりにすんなって話
電話しても繋がらなくてどうしようかと悩んでいたんだけど




そこで助けてくれたのはあの諸伏だったのだ


その時ってどの時間帯だったんだ?いや分からん、なんでもいいや


そういえば結構話したなぁ…同級生が会った途端殴り合いになったとか金髪で褐色肌の幼馴染が居るとか

多分安室さんのことだろうな



名前を知っているのは俺が聞いたからだ





『警察になったとき、教えてくださいね』


「ははっ分かったよ」





何て事言ってるんだ俺…



情報が完結して前を向くと



「…………」


死ぬほど殺気立った目で安室さんが俺を見ていた





「Aさん…僕もうすぐで仕事終わるんで家まで送ってきいますよ」




『え?いや、大丈夫で』



「待っていてくださいね?」



『………ハイ』


逃げたら殺すとでも言ってるような圧に俺は耐えられずに答えてしまった


過去の俺何やってくれてんだぁぁぁぁぁぁ!!!!









その後安室の仕事が終わって今は安室さんの車に居る


しかも助手席に


もう帰りたい




カチャ



あれれ?おかしいぞ〜???
何で俺の頭に銃が突きつけられてるんだぁぁぁ??





「僕が言った質問にだけ答えてくれ」




『……はい』




「何故お前はヒロの名前を知っている?」



『ヒロ…?あ、諸伏さんのことですか…諸伏さんには数年前に助けてもらって、それで知ってるんです。』




「…じゃあ何故僕の前でヒロの名前を出した?」




『さっきまで忘れてたんですけど、安室さんを近距離で見て諸伏さんが金髪で褐色肌の幼馴染が居るって言ってたのを思い出して…声に出ました』


うん、嘘は言ってないよな???本当だもんね?


安室さんは少し睨んで銃を下ろした


「…嘘はついてないみたいですね、今の所は信じます」



『今の所はって…俺めちゃくちゃ怖かったんですけど、てか何で普通に銃持ってんすか!!通報していいですか?!?!』


「怖がらせてしまったのはすみません…ですが、通報しようとすると撃ちますからね?」




『もうこの人嫌い』



「それは悲しいです」




『思ってないですよね?!?!?』

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めいか(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (3時間前) (レス) @page17 id: 5e679b2484 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - めっちゃ面白いです!控えめに言って神!!更新頑張って下さい!応援してます!!! (4月29日 13時) (レス) @page1 id: 5cd4944b9a (このIDを非表示/違反報告)
よる - ゆっくり待つので更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (4月27日 16時) (レス) @page17 id: c56c205682 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 神すぎます! (4月21日 17時) (レス) @page16 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
ばってん(プロフ) - おもしろいです。更新楽しみにしてます。 (3月29日 14時) (レス) @page15 id: 33b58415e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お前の心にパルチザン | 作成日時:2024年3月17日 20時

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