もう一人の見える彼女 ページ7
〜みなみside〜
幽霊少女、ミレイをウチに入れてから1週間がたった。ミレイもタメ口を使えるようになり、だいぶ親しい仲に。そこで、ミレイをとある『年下の少女』に会わせてみることにした。
ミ「みなみ、どこへ行くの?」
「まあまあ、そのうち分かるよ。」
ミ「そのうちだかなんだか知んないけどその人に会いたい!」
「(笑)似すぎてるとか思わないでよ?」
ミ「?そんなに似てるの?」
ミレイは、珍しく表情を変えた。
「よしっ早く会いたかったら急いでついて来なさい♪」
〜雪原町 モダンな家の前〜
(ミレイside)
少々古めな、モダンな家。その隣には不釣り合いな古びた蔵が建っている。ここに例の人がいるらしい………が、門はしっかり閉まっている。
み「あの子も警戒心が強いなー……。さて、どう入るかな」
そう言いつつも、みなみは塀に登った。
「止めなさいって!不法侵入だよ!」
み「いいの!だって『不在だったら塀でも登って入ってこい』って言ったの、あの子なんだから!」
仲が良いんだな。その人と。
?「あ、みな姉。早かったね」
み「かなみ!今日も学校だったの?」
?「当たり前じゃん。今日平日だし」
?『チラッ』
その子と、一瞬目が合ったような…
そして、彼女はみなみによく似てる。
髪の色といい、釣り上がった目といい。まさか…
?「みな姉、それ人?何?」
私が見える……?
み「彼女は幽霊の『ミレイ』。」
?「へー、『幽霊』か。珍しいね、みな姉がそんなの引き連れてるなんて」
み「…そうそうミレイ、この子は妹の…」
?「『弓野 かなみ』。みな姉のいっこ下。つまり14歳の中2。」
『かなみ』と名乗ったその少女は、ツンデレ混じりで自己紹介してくれた。
か『じぃーーーーっ』
……何か気になることでもあるのか。
か「あなた、何か見たことある。」
まさか、あの話がこの町まで届いて…
「ニュースで見たんじゃない?昨年の港台であった、轢き逃げ事故」
か「あー、多分それ。じゃあ…」
「そう、私が被害者の山城 零」
か「……色々あったんだね」
そして、かなみと色々話をしてから帰ることにした。陽は既に落ちていた。
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作者名:MARIE | 作成日時:2019年8月16日 17時