突然のことでした ページ3
〜みなみside〜
教師「……で、ココはこうでアレはああでして……」
…何一つわからない。それは何故か。
教師「…というワケですよ、弓野さん?」
「………ハイ?」
教師「いや、弓野さん…『ハイ?』じゃなくて…聞いてましたか!?」
数学の教師の声が、教室内に響きわたる。
教師「弓野さん…授業は真面目に聞きましょうね……」
そして今度は、生徒達の笑い声が響きわたる。
何よ、数学なんて。公式とかマジで分かんない。
そう心の中で呟きつつ、上を見る。
……やっぱりいる。幽霊が。
「(だから集中できなかったのだ!)」
……キィーン…コォーン…カァーン…コォーン……
……声をかけてみようか……
「……ねぇ。アナタ……」(小声)
?「…………エッ……………」
「アナタ……幽霊…でしょ?」(小声)
?「そう……です…が……あの……」
「『見えてるの?』って聞きたいんでしょ」(小声)
?「!!(その通り!)」コクッ
ソレ(幽霊)は頷いた。
「あなた、名前は?あるの?」(小声)
?「…………ミレイ………」
「へぇ、ミレイか…良いんじゃない?」
ミ「私、帰る場所、ない。連れてって」
「なんで?初めて会ったのに?」
ミ「…………スミマセン…」
ミレイは、片言の日本語で呟いた。
なんだか可哀想な気がして、私は彼女を連れて帰ることにした。
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作者名:MARIE | 作成日時:2019年8月16日 17時