ﾟ名取先生の幼なじみはﾟ

リア恋 24 ページ24

〜貴女ｻｲﾄﾞ〜




「っ！これうま！」




颯馬「…」





「やばい、ほんと美味しいんだけど」





颯馬「…」






「あぁ、ほんと幸せすぎる」






颯馬「…」






なぜか食事にはいるちょっと前から喋らなくなった颯馬







「…ねぇ、」







颯馬「…」







「ねぇってば」







颯馬「…なに」






「どーしたの？」





颯馬「なにが」





「いや、なんかさっきからなんも喋んないじゃん、まさか美味しくなかった？」





颯馬「別に」






「(((ﾎﾞｿ大ちゃんだったら絶対美味しいよって言ってくれるんだろうな」




正直いって颯馬にご飯を作ってあげるのはこれが初めてじゃない、これまで何度か作ってきた


けど、私も自分の料理にそこまで自信がある訳じゃないからいつも不安で、


なのにそういう乙女心が分からない颯馬はなんにも言ってくれないし、



だからつい、言っちゃった一言が颯馬に聞こえてたなんて




颯馬「…は?」





「…」





颯馬「何言ってんの？今食ってんじゃん、ご飯食べてるときにそんなこと言ってんじゃねぇよ」





「…ｯ、そんな事分、ってるよ」






颯馬「…ごめん、なんか、言いすぎたわ」






「はぁ…、なんか食欲ないから先にお風呂入ってくるね？ごめんね、」




なんだろ、うん、颯馬って冷たいよね。まぁあんなこと言っちゃった私も悪いしな


けど、美味しいくらいは言ってほしいんだよ、





女としても、颯馬の彼女としても

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