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「余計に信じられないよ…」
「じゃあ、もう一回する？」
有言実行とばかりに再び相葉さんの手がオレの肩にかかる。
オレは慌てて、その先にストップをかけた。
「ちょ、待って…」
「別に無理やりはしないから安心して？」
「そうじゃなくて！」
「これが一番伝わるかなーって思ったんだけど、ダメだった？」
「だって…前はこんなこと一回もしなかったじゃん」
「してもよかったの？」
逆に訊かれて、狼狽える。
っていうか、本当にもうオレの頭はパンク寸前。
どうしたらいいのかわからない。
地面を見つめて頭を抱えるオレに、頭上から相葉さんのやさしい声が降ってきた。
「ニノ、ごめん…余計に困らせたよね。けど、めちゃくちゃ焦ってたんだ…今日、大ちゃんからニノと付き合うって聞いて正直部活どころじゃなかった。俺、ずっとニノと一緒にいられるって心のどこかで思ってたんだよね…『フリ』だったはずなのに途中から普通に付き合ってるつもりになってて。だからあんな風に終わりがくるなんて思ってなかったんだ」
相葉さんの言葉が俯いたオレの心に沁みてくる。
何も聞かず、自分の気持ちのまま一方的に告げた終わり。
結果それでも決して気持ちに区切りはつかなかったわけだけど、相葉さんもまたその裏で傷ついていたのかもしれないと思うとひどく申し訳ない気持ちになった。
「ごめん…」
「ニノが謝ることはないよ。元はと言えば俺が悪いんだから。それまでにちゃんと考えて、自分の気持ちを伝えてればよかった。フリでも付き合ってるのが楽しくて、ずっとこのままいられるならそれでもいっか、なんて考えてたから当然の報いだよね」
「相葉さん…」
切なそうに笑った彼が愛しくて、オレは自然と名前を呼んでいた。
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LILY(プロフ) - はるさん» はるさん、こんにちは。読んでくださってありがとう(≧∀≦)２人の…いや５人の青春を一緒に楽しんでいただけて本当にうれしい！お決まりの美術準備室で５人ちまっと固まって、放課後お菓子でも食べながらお喋りしてる…そんな光景を脳裏に思い描いていただければ♪ (2019年5月12日 5時) (
レス) id: ec7070c826 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - LILYさんこんにちは。ずっと読もうと思っていたこちらのお話を今日やっと一気読みしました！楽しかったです！こんな青春いいなぁ、やっぱり５人ってしっくりくるなぁ、にのちゃん可愛いなぁ、いいなぁ、といっぱい言いたいことが溢れちゃいます！ありがとうございました (2019年5月11日 12時) (レス) id: b3c5b647ee (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - summer snowさん» summer snowさん、こちらこそありがとうございますー！今でもまだ全開に可愛い黄色さんではありますが、高校生というのもまた…（笑）こんな同級生や先輩がいたら楽し過ぎる学生生活間違いないですよね♪最後の最後までお付き合いいただいてありがとうございました☆ (2019年4月23日 2時) (レス) id: ec7070c826 (このIDを非表示/違反報告)
summer snow(プロフ) - 楽しかったわー可愛い黄色さんが目に浮かんだ。何時も、素敵なお話をありがとうございます。 (2019年4月22日 4時) (レス) id: 33f7808f3b (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - だんぼさん» だんちゃん、気づかずすっかり遅くなってしまった> <ごめんなさいー！コメントありがとう！！あっという間に番外編も終わっちゃったよー（笑）ほんと、くだらないことでワチャワチャして、それだけでもすごく楽しくて…そんな青春のカケラを感じてもらえたらうれしい♪ (2019年4月21日 8時) (レス) id: ec7070c826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/Colorfulstory/
作成日時：2019年4月6日 6時
