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「もう一回、俺とやり直して欲しい」
耳から聞こえた音に、目を見開く。
オレが何かを言う前に、相葉さんが慌てたように言葉を付け足した。
「あ、えっと…またフリをして欲しいっていうんじゃなくて…今度はちゃんと、真剣に付き合って欲しいっていうか」
「っ…」
「あー、違う…順番ぐちゃぐちゃ」
そう言って相葉さんがグシャグシャと頭を掻く。
サラサラの髪が揺れて乱れていくのを、オレはまるで夢の中の世界のように見ていた。
そのうちに、取り乱していた相葉さんがもう一度オレの方を見る。
そして覚悟を決めたように息を吐くと、改めて口を開いた。
「ニノが好きです。付き合ってください」
鼻の奥がツンとして、瞳がじわっと涙で滲む。
うれしいはずなのに、現実感がなくてふわふわと宙に浮いているような気分。
あまりにも突然のこと過ぎて、頭がついていかない。
申し訳ないけど、大野さんから告白されたことはその瞬間きれいさっぱり忘れていた。
「…本気で言ってんの？」
信じられない思いからそんな言葉が口をつく。
それに相葉さんが困ったように笑って言った。
「本気だよ。そうじゃなきゃこんなにテンパってないし…」
その言葉にオレも小さく笑う。
それでもやっぱりまだ信じられない気持ちでいたら、反対に相葉さんから言われてしまった。
「まだ、信じられない？」
「だって…オレ、男だし」
信じられない最大の理由を口に出す。
すると、一瞬相葉さんが口の端を上げたのが目に入って、その次に気づいた時には唇が重なっていた。
それがキスだと思う間もなくまた離れていく。
ほんの数秒、だけどその感触は生々しく残ってる。
「これで、信じてくれた？」
驚きのあまり何も言えずにいるオレに、相葉さんはそう言って首を傾げた。
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LILY(プロフ) - はるさん» はるさん、こんにちは。読んでくださってありがとう(≧∀≦)２人の…いや５人の青春を一緒に楽しんでいただけて本当にうれしい！お決まりの美術準備室で５人ちまっと固まって、放課後お菓子でも食べながらお喋りしてる…そんな光景を脳裏に思い描いていただければ♪ (2019年5月12日 5時) (
レス) id: ec7070c826 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - LILYさんこんにちは。ずっと読もうと思っていたこちらのお話を今日やっと一気読みしました！楽しかったです！こんな青春いいなぁ、やっぱり５人ってしっくりくるなぁ、にのちゃん可愛いなぁ、いいなぁ、といっぱい言いたいことが溢れちゃいます！ありがとうございました (2019年5月11日 12時) (レス) id: b3c5b647ee (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - summer snowさん» summer snowさん、こちらこそありがとうございますー！今でもまだ全開に可愛い黄色さんではありますが、高校生というのもまた…（笑）こんな同級生や先輩がいたら楽し過ぎる学生生活間違いないですよね♪最後の最後までお付き合いいただいてありがとうございました☆ (2019年4月23日 2時) (レス) id: ec7070c826 (このIDを非表示/違反報告)
summer snow(プロフ) - 楽しかったわー可愛い黄色さんが目に浮かんだ。何時も、素敵なお話をありがとうございます。 (2019年4月22日 4時) (レス) id: 33f7808f3b (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - だんぼさん» だんちゃん、気づかずすっかり遅くなってしまった> <ごめんなさいー！コメントありがとう！！あっという間に番外編も終わっちゃったよー（笑）ほんと、くだらないことでワチャワチャして、それだけでもすごく楽しくて…そんな青春のカケラを感じてもらえたらうれしい♪ (2019年4月21日 8時) (レス) id: ec7070c826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/Colorfulstory/
作成日時：2019年4月6日 6時
