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外に自転車が止まって、相葉さんが見える。
目が合って中から手を振ると相葉さんが慌ただしく店に入ってきた。
「ごめん、お待たせ」
「いや、そんな待ってないけど」
「何か飲み物でも買おう、何がいい？」
そう言われて二人でドリンクコーナーから一つずつ選ぶ。
相葉さんがまとめてお金を払ってくれて、外に出た。
自転車ごと公園に向かい、街灯の下のベンチに腰を下ろす。
なんだろう、おかしなことにオレは相葉さんと会った瞬間からどうにも言いようのない不安を感じていた。
それを払拭するように買ってもらったペットボトルを開けて口をつける。
そんなオレの様子を相葉さんは横でじっと見ていた。
「…何？どうかした？」
ドキドキしながらそう尋ねる。
オレの言葉に小さく笑って、何か少しだけ考えるようにした相葉さんがゆっくりと口を開いた。
「あのね…ニノ、松岡先輩…告白したんだって」
その言葉はあまりにも意外…そして突然で、オレの頭は一瞬にして真っ白になった。
「え…」
「あの親善試合のあとさ、マネージャーに告白してキッパリと振られたんだって今日教えられてさ…だから、もう心配ないっていうか」
手の先からどんどん冷たくなっていく。
オレはただずっと自分の握るペットボトルだけを見つめていた。
ああ、そうか…オレはもういらないんだ。
相葉さんが何も言わないオレを心配そうに見ているのがわかる。
きっと自分の都合で振り回したことを申し訳なく思っているんだろう。
オレは泣き出しそうになるのをグッと堪えてできるだけ優しく微笑んだ。
「そっか、そうなんだ…じゃあもうオレと一緒にいる必要ない…ね」
自分の口から出た言葉に胸が詰まる。
だけど最初っからそういう約束だったはず。
ただ、与えられた時間が終わっただけ。
オレはそうひたすら自分に言い聞かせていた。
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LILY(プロフ) - はるさん» はるさん、こんにちは。読んでくださってありがとう(≧∀≦)２人の…いや５人の青春を一緒に楽しんでいただけて本当にうれしい！お決まりの美術準備室で５人ちまっと固まって、放課後お菓子でも食べながらお喋りしてる…そんな光景を脳裏に思い描いていただければ♪ (2019年5月12日 5時) (
レス) id: ec7070c826 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - LILYさんこんにちは。ずっと読もうと思っていたこちらのお話を今日やっと一気読みしました！楽しかったです！こんな青春いいなぁ、やっぱり５人ってしっくりくるなぁ、にのちゃん可愛いなぁ、いいなぁ、といっぱい言いたいことが溢れちゃいます！ありがとうございました (2019年5月11日 12時) (レス) id: b3c5b647ee (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - summer snowさん» summer snowさん、こちらこそありがとうございますー！今でもまだ全開に可愛い黄色さんではありますが、高校生というのもまた…（笑）こんな同級生や先輩がいたら楽し過ぎる学生生活間違いないですよね♪最後の最後までお付き合いいただいてありがとうございました☆ (2019年4月23日 2時) (レス) id: ec7070c826 (このIDを非表示/違反報告)
summer snow(プロフ) - 楽しかったわー可愛い黄色さんが目に浮かんだ。何時も、素敵なお話をありがとうございます。 (2019年4月22日 4時) (レス) id: 33f7808f3b (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - だんぼさん» だんちゃん、気づかずすっかり遅くなってしまった> <ごめんなさいー！コメントありがとう！！あっという間に番外編も終わっちゃったよー（笑）ほんと、くだらないことでワチャワチャして、それだけでもすごく楽しくて…そんな青春のカケラを感じてもらえたらうれしい♪ (2019年4月21日 8時) (レス) id: ec7070c826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/Colorfulstory/
作成日時：2019年4月6日 6時
