解けないパズル ページ4
解けないパズル
そんなものが世界に存在するのだろうか。
それがもし、本当にあったとしたら。
それは、存在して良いものか?
今日も彼は謎を解く。
飛烏「飛雄〜、これ解けるかしら?」
影山「…パズル?」
飛烏「そう。名称は『解けないパズル』」
影山「解けない?そんなのあるのか?」
飛烏「あるのよ。ついにGETしたわ!
私はまだやってないけど」
影山「……やってみる。ルールは?」
飛烏「『スライド式パズル
駒を外してはいけない』だって。」
影山「わかった」
影山「日向」
日向「ん?なんだ?」
影山「これ、なんだと思う」
日向「…解けないパズル!?
新聞に載ってたぞ!」
影山「母さんが買ってきた」
日向「ほへ…無理じゃねえの…解けない…だし!」
影山「…。確かに解けねえぞコレ。
解けないように細工されてる。ほら。」
日向「え、なんでネジなんか外して」
影山「スライド式。だから1枚分の空きがあれば
絶対、解ける筈だ。なのにできない。
ここ見ろ。」
日向は影山が外したスライド式パズルの
裏面を見る。すこし、凹みがあった。
日向「あっ、わかった!ちっさなでっぱりをつけて、
つっかえさせてんだ!ネジでとめてるのも不自然だし!」
影山「そーいうこった。簡単だな。母さんに言ってくる」
日向「おう。……解けないパズルか…どんな模様なんだろ」
サニー「にゃんっ!」
日向「おー?サニーどした?お前も気になるのか?」
サニー「にゃぁっ!」
サニーは犬のように返事をした。
日向は膝うえに乗ったサニーを撫でた。
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