７、前を向けなくなった。 ページ7
Aside
私はさっきの場所から走った。
息が切れても走った。
駄目・・・
駄目・・・
ここで涙は流しちゃ駄目。
ここで泣いたらきっと止まらなくなる。
その時、
私は階段を踏み外し転んだ。
『痛っ・・・膝から血が出てる』
もしもいつもなら・・・
「大丈夫か、立てるか？」
焦凍がいた。
今はもういない。
そうだよ私
ひとりぼっちになったんでしょ。
『・・・うぅうぐっ・・・』
止まらない。
涙が止まらない。
もう止められない。
『うわぁぁん・・・うぅ』
涙はもう止まらなかった。
時間はあっという間に過ぎていたようだ。
誰かが階段を猛スピードで降りてくような音がした。
私は真下を向いて泣き顔を見られないようにした。
「A！！」
私は振り向かなかった。
分かってる
『勝己・・・』
小声でそう言った。
私はゆっくり最後の一段を降りた。
そしてすぐ見える扉に行こうとした。
だがさすがに勝己も本気で走っていたらしくあっという間に追いつかれた。
そして腕を捕まれこう言われた。
「何があった。」
低い声で言う勝己はとても怖かった。
ここで話してもきっと疲れる。
『部屋に来て。』
こうするしか方法がなかった。
怖い勝己初めて見た。
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MONO(プロフ) - 竹ちゃんさん» ありがとうございます！ (2018年8月28日 23時) (
レス) id: 62f451bd4e (このIDを非表示/違反報告)
竹ちゃん - 転校生許せない･･･応援してます！ (2018年8月28日 22時) (レス) id: f53a47f0ef (このIDを非表示/違反報告)
MONO(プロフ) - 次空 異理江さん» ありがとうございます！続編楽しみにしててください！ (2018年8月15日 21時) (レス) id: 62f451bd4e (このIDを非表示/違反報告)
次空 異理江 - 轟と爆豪どっちにするんだろ…スゴイ気になります！続編製作頑張って下さい！！ (2018年8月15日 13時) (レス) id: 254566b7e7 (このIDを非表示/違反報告)
MONO(プロフ) - みゆみゆさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年8月14日 20時) (レス) id: 62f451bd4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MONO | 作成日時：2018年8月10日 21時
