【ヤ/ン/デ/レ】溺愛、どころか病んでますが。【ONE PIECE】 (ページ24)

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炎がにじゅうとさんページ24

『そ、れは……仕方なくて、』

「何が仕方ないんだ？」

はは、と笑うエース。
違う、私が好きなエースの笑い方はこんなのじゃない。

ごめん、と口にしても、彼はずっとその暗い瞳で見つめてくるだけ。

『私は、エースしか好きじゃないよ。エースしか見えてないよ』

「なら……映すんじゃねェよ。その瞳におれ以外が映ってるのは、どうも相手を殺してやりたくなる」

きっと、これがエースの本心。
常日頃からかなり言葉も行動も出ていたけれど、それは全部じゃなかったんだ。少しずつ溜まっていってしまって、結局爆発してしまった。

ｰｰｰｰｰｰｰ可愛いなぁ……。
嫉妬深くて、すぐ拗ねてしまって。
束縛が激しすぎて。

そういう、貴方の可愛い所に堕ちたんだよ。

『うん、分かった。私の恋人はエース。私を永久に縛り続けるのもエース。…そうでしょ？』

ニコ、と笑うと、エースはフッと元の目に戻って私を抱きしめる。

「嫌なんだよ。誰にも取られたくねェ……」

『私、エースが思っている以上にエースに堕ちてるからね』

エースは目を少し見開いたあと、「当たり前だろ」と言ってキスをした。

「今日は寝かせねェから」

『………ほんとに？』

軽く言って気絶したい。
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