【ヤ/ン/デ/レ】溺愛、どころか病んでますが。【ONE PIECE】 (ページ18)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:61,217 hit

炎がとうとななページ18

「っルミネ！！！お前何してッ」

「まぁ、落ち着け。女同士の戯れだろ」

デュースが間に入るも、エースは無視する。

え、そんな殺気立つ？
ルミネ以外ナース達めっちゃ怯えてるよ？？逆に言うとルミネ神経図太くない…？

先程からクエスチョンマークしか浮かばない私の頭は少しばかりネジが飛んでしまったのだろう。

「ルミネ……殺すぞ」

殺害予告されたルミネは私の腕にしがみついて「怖いわ」と必死に演技していた。

『まぁまぁ、エース、怒らないで？ルミネも本気でしようとは思ってなかったと思うし』

「そうよ。エース隊長が驚かせたからこうなったのに何故わたしがキレられないといけないの？」

「(A…！！こいつ確信犯だぞ…！！！)」

エースはプルプル震え出し、私の方へガンを飛ばしたかと思えば私の腕を引っ張って医務室を出ていった。

ルミネ、また会えるかなあ…。
彼女の性格は割と好きだった。

彼女との再開に胸を膨らましつつ、これから起こるであろう事態に私は大きくため息をついた。

ん？私が一番神経図太いって？
慣れちゃったからね、しょうがないね。

エースが隊長室のドアを蹴破り()つい二時間前まで寝ていたダブルベッドへ私をぶん投げる。

『ぅわっ、え、ちょ、待ってエース、流石にそれは…ないんじゃ、』

「うるせェ。お前はおれの言うこと、することに黙って従えばいい」

『人権ってのがないよね…』

“それ“はエースの手に渡れば最後、私の両手を簡単に使えなくした。

ついでと言わんばかりにエースは目隠しまで私に付けた。

『ねえ、私目隠し怖いから嫌い』

「知ってる。お前の事なら全部知ってるし、何でもおれのモンなのに…簡単に奪われてんじゃねェよ…！」

エースは私の唇を己の手の甲でゴシゴシ擦ると、躊躇いなく唇を合わせた。

『んっぁ……ふ、ぅ』

「は……っあ、」

いつもよりも長いキスに、私はもうどうにでもなれと自暴自棄になった。
お互いのものが混ざり合った唾液が顎を伝って喉へ行けば唇を離しエースの舌が這っていく。

そのまま喉で甘噛みされれば私の腰は遂に砕けた。
エースがしっかりと腰を抱きこちらに寄せるため、距離はほぼゼロに等しい。

「やっぱ目隠しやめる。お前の蕩けた顔が見えねェ」

そんな自分勝手な理由でエースは目隠しを取った。
いきなり視界が明るくなったため、私は目をぎゅっと瞑った。