【ヤ/ン/デ/レ】溺愛、どころか病んでますが。【ONE PIECE】 (ページ16)

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炎がとうとごページ16

(ここら辺すこーしダブル腐要素混じってます。夢主ちゃんの頭の中で色んなこと叫んでいるので、苦手な方はご注意ください)

ドグラから聞いた事は、信じられなかった。
あのサボくんが、死ぬはずがない。
皆、大泣きした。……エースは、一人でだったけど。馬鹿みたいな虚勢張ってたから。

ルフィは今頃どうしてるかな。
私の一つ上の泣き虫なお兄ちゃん。実際、私はエースとサボくんに何故か止められて盃は交わせなかったけど。

船長って慕われてるかな？慕われてるよね。
あんなに元気いっぱいで真っ直ぐで、優しくて…面白くて。

会いたいなぁ。

そう、静かにつぶやく声はシャワーの音に掻き消された。

水を含んだ髪の毛をぎゅっと握ると水滴が垂れる。
『ふぅ‥‥』と小さく息を漏らすと、バスタオルで身体を包んだ。

白い下着を身に着け、赤色のワンピースを着る。
バスタオルを肩に掛けながら部屋へ戻ると、エースは何だか物思いに耽っているようだった。
どうしたんだろう、珍しい。

普段何も考えてなさそうなエースがぼーっと何処かを見上げていた。
ロジャー(父親)…？

なんだなんだとその場から動かずに思っていると、急にエースはベッドから立ち上がり、「アイツらに会いに行く！！！A、行くぞ！！」と叫び出した。
私は髪の毛も乾かさずに外へ連れられ、益々目を白黒させたのだった。

＊＊＊＊＊＊

「デュース！！」

着いたのは医務室。
ここには元スペード海賊団の船医代わりだった「マスクド・デュース」という男がいるが、そんなに会いたかったのだろうか…。確かにエースの初めてのクルーだけど…相棒だけど。

もしかして…あっち系に目覚めた？なんて思っていると、数人のものすごく丈の短いナース服を着た可愛いいかにもな肉食系ナースを侍らせこちらに近寄ってくる船医服を来たデュースの姿があった。
にやにやしながらこちらへ近づいてくるデュースに、え…まじですか……？？と引いた。

単純に引いた。あれ？これデュースだよね？シャボンディ諸島で変なプロットしてたデュースだよね？(※詳しくはnovelA(エース))

「何か用か？エース」

「何でもねェけど、会いに来た」

もしかしなくてもあっち系じゃん！！！目覚めたよ！！
私は心の中で叫んだ。