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◯両面宿儺
「待たせるな。」
そう言いながらもずっと待ってくれてた。
彼は、心なしか嬉しそうな背中を見せた。
大好きだよ、待っててくれてありがとう、
貴方がそう呟くと彼は貴方を抱きしめて、
「当たり前だろ。次はないからな。」
もう離れる気も離すつもりもない。
ずっとそばにいて。
◯夏油傑
「心配したよ。」
優しい笑みでそう言うと貴方を抱きしめる。
離して、そう言っても全然離してくれない。
猿には触れさせない。そう心の中で静かに言った。
温もりを、もっと。少し寒い風が吹いた。
◯乙骨憂太
「あ、、え、、?Aちゃん、、」
驚く彼の頬を少しつねると、え、、と
頬を手で押さえながら「、、ほんと、、え、、お帰りっ」
泣きながらそう言う、君に角砂糖を添える。
アプリコットティーは目を丸くした。
二人で微笑んで。
◯狗巻棘
「しゃけ、、」唖然とする彼にキスを落とすと、
少し赤面をした後にキスをし返す。
「おかか、、」そっぽを向いてそう言う。
照れてるのと嬉しいのと。どっちも混ざって判らなくなる。
でもね、これだけは。
これだけ伝えさせて。
「まってた。」
呪言じゃなくて、伝えさせて。
大好き。まだ言える勇気は実っていない。
◯高専五条
「おっそ。」
鈍間、といって貴方の頬をつんつんするけれど。
嬉しいの、触れたかったんだ。されを言える勇気も何もない。
この気持ちを知るのは自分だけでいい。
そう思って呑み込んだらしい。
海には海月が呑気に浮いていた。
毒々しいような綺麗なような、針がきらりと反射して。
二人の影が重なっていた。
まだ夏は過ぎないのかな、誰かがそう言う。
●禪院直哉
「、、あかん、、はよこっち。」
そう言われていくときつく抱きしめられる。
勝手にいったら駄目やって、そう言いもっと抱きしめる力を
強くする。貴方が苦しい、、そう言うと少しだけ緩めて
くれる。耳元で囁く、「もう勝手にいくのは止してや。」
貴方のすべてが欲しい。
気付いたら空は夕焼け、カラスが飛んでいた。
蒼いはずの海の水は掬ってみると透明。
▼エセ関西弁申し訳ございません。
好きなんですよ、直哉さん。
書きたかっただけです。今週のジャンプはきついです。
本当に、殺す気かってくらいメンタル持たない。
でも、皆さんのおかげでなんとか生きてます。
近々重大発表があるかもしれません。
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作者名:381 | 作成日時:2021年2月27日 9時