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◯両面宿儺
「、、、調子が悪いのなら早く言え。」
もっと早く言ってほしかった、そう言えばいいのにさ。
ほら又そうやって優しい眼差しを向けるの。
何も解らないわけじゃない、そう言って優しく手を握る。
優しくされるとその分辛い気持ちも貯まっていくから。
布団の中で悟られないように静かに泣く。でも。
彼はすべてお見通し。小さな溜息でも拾われる。
何でだろう、温かい。まだ季節は冬なのに。
◯夏油傑
「何か食べれるかい?」
苦しそうに咳をしているとそう聴いてくる。
貴方が食べれるけど食べない、そう言うと。
駄目だよ、そう優しい声で言う。
貴方は何故かわからないけれど目に涙を浮かべていた。
風邪のときってね人肌が恋しくなるの。
本当だね、その通りだった。泣いてるあなたを彼は抱きしめて一言。
「A、早く風邪直してね。私だって寂しいんだよ。」
泣けば君はやってきた。嫌な顔は見せずに。
◯乙骨憂太
「A、、ちゃん。大丈夫じゃないよね、、」
やっぱり、そう言って彼は不慣れながらも体にいいと言う
料理を作ってくれる。ありがとう、ごめんね。貴方がそう言うと。
彼は慌てて謝らないで!そう言う。
彼の優しさが心に染みる。独りになった夜。
その優しさを思い出して枕を濡らしてしまう。
大洪水だ。孤独は嫌ってない。彼が離れていくのが怖くなっただけ。
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作者名:385 | 作成日時:2021年2月19日 18時