●優美と綺麗 ページ33
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夜露姫様よりリクエストです。
ありがとうございます。
何時も着ないような。
とても綺麗なワンピースを着ていた貴方。
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花弁ように今にも散ってしまいそうだ。
◯虎杖悠仁
「、、かわいい、、」
薄いピンクのワンピースをデート出来てきた貴方。
いつもズボンなのに今日のためにわざわざ勇気を出してきた。
良かったね、可愛いだって。お互い顔をほのかに染めながら
今日のデート場所に行く。桜が満開で花弁がはらはらと
散っている。貴方の今の恰好も、桜の花みたい。
今にも消えて、儚く散ってしまいそうで彼は
貴方の手をぎゅっと強く握り貴方との時間を、
貴方の温もりを噛みしめる。
君の体温が消えて、声だけが残らないように。
私の心の中からきちんと消えるように。
◯伏黒恵
落ち着いた深緑のワンピース。
「、、お前ソレ、、」不慣れなワンピース。
だけど今日はわざわざそれで来てくれて。
彼は内心すごく喜んでる。がやがやと煩いこの街中。
君の隣はいつも心音だけで静かなんだ。
落ち着くね、緑色には癒す効果があるんだって。
怖くなったら、落ち着かなくなったらいつでも戻ってきて。
そんな風に風が囁いた。そっと古びたベンチに二人で腰を掛ける。
今から何を話しましょうか。
◯五条悟
藍色と紫が美しくあしらわれていて、まるで夜空みたいな。
そんなワンピース。彼はそっと貴方の髪を撫でて
「似合ってるね〜さっすが!」そう言う。貴方を見つめるその目は
愛おしそうで、どこか儚げで。
消えそうだと思った貴方がぎゅっと抱き着くと、彼もしっかり
抱きしめ返す。まだ安心できない。
もっと角砂糖を入れないと。白ウサギは慌て者。
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作者名:385 | 作成日時:2021年2月19日 18時