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〇両面宿儺
「馬鹿らしい。」
ふんッと鼻で笑う。
御免ねありがとう、そう言って。
君の前からいなくなる。私が逝ったら
君は泣いてくれますか?
グサッと鈍い音が響いているけれど、もう痛みは感じない。
「馬鹿なことをするな。」
嗚呼、そっか。この世界から退場することも、
君は許してくれないんだね。
〇夏油傑
何も言わない。きっと君は優しいから。
背負い込んじゃってるんだろうなぁ。
でもごめんね、そんな君を置いて逝く私を
許してくれないか?空に身を投げ出して、
今まで幸せでした。そう言ったら君は大粒の
涙を流してこういったね。
「私も幸せだったよ、、救えない私を恨んでくれないか。」
大好きでした。
〇乙骨憂太
「な、、、えっ、、Aちゃん?」
驚く君には酷だと思う。でも私は。
困らせたいわけじゃあないんだ。
笑いながら、私は。
今までありがとう、とっても幸せな時間だったよ。
御免ね、とつぶやいて自分の胸に刃物を突き立てる。
意識を失う寸前まで、私を抱きしめて泣いている君は。
やっぱり優しすぎたみたいで。
愛してるよ。
〇狗巻棘
「おかかっ!」
だめだよっ、そう言う君の眼には。
綺麗な涙が浮かんでいた。でもごめんね。
大切な人を殺そうとした私は。
償うよ。ありがとう、そうつぶやくと。
一生懸命、、一所懸命に
まるで、わたしだけを守るかのように。
手をひっぱる。その手を振り払って。
私の体は宙を舞う。
最期に空に響いた。
愛してる。
▼月曜日、、、本誌つらいので。
更新速度、、あげます。リクエストありがとうです!
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作者名:385 | 作成日時:2021年2月11日 12時