愛され少女は、学園のお姫様１ (ページ27)

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２５話ページ27

貴方side

レオに言われた「学園にいるってことは、捨てられたってことだな」がひっかかる。

「パパとママは、私を捨ててなんかない」あのときは、そう言いきったが本当にそうなのだろうか

実際のところ手紙が私のところに届いたことは、一回もなかった。

誰がやったかは、わかってる……初校長だ。

本当は、殴り飛ばしてやりたい。だけど、あの闇に染まったような瞳が私を見るたびに輝いている所を見ると何も言えなくなる。

それでも、両親には、会いたい。

貴方「ママっパパっ…」←気絶してます

？「千佳！」

貴方(誰かが、私を呼んでる…)

貴方スゥー

目をあけるとそこにいたのは、

貴方「ママぁ！パパぁ！」ｳﾙｯ

思わず泣きそうになった。何年ぶりの再会だろうか。

ママ「ごめんね。寂しい思いをさせて」

パパ「ごめんな。守ってあげられなくて」

貴方「ううんそんなのいいの｡ところでここは、どこなの？なんで私を見つけられたの？」

執事「ここは、夢宮財閥が管理する病院です。お嬢様を見つけられたのは、あの倉庫は、うちが管理している倉庫の近くにあったからです」

貴方「そっか」(火傷が痛い)

火傷のせいで、アリスが使えないから創造のアリスで作った羽がしまえなかった。一回アリスで作った物は、アリスがないとしまえないのだ

ママ「それにしても体は大丈夫なの？」

貴方「うん！」←ウソ

執事「お嬢様！そんなわけがないでしょうここは、私が結界をはっておきますので休んでください」

貴方「もういいよ！どっちにしろ学園に帰ることになるから」

ママ「そんなの嫌よ」

パパ「せめて千佳の傷が治るまでの間だけ一緒にいよう」

貴方「ありがとう…ちょっとだけ休むね」
コテン

パパ「よっぽど無理をしてたんだな」

ママ「すぐ無理して」

パパ「それにしても、千佳を危ない目にあわせた学園め」

その頃の初校長室

本部の人「千佳がいたとみられる倉庫は、爆発でふきとんでいました。」

初校長「何！？それで千佳は、無事だったんだろうな」

本部の人「大変申し上げにくいのですが爆発で死んだという可能性も……」

鳴海「それは、ないと思います。現場には、千佳ちゃんが作ったと思われる羽がありました。」

岬「爆発を逃れるために飛んで逃げたという可能性も…」

神野「どちらにしろ大怪我をしているのは、間違いありません」

初校長「だとしたら、都内の病院すべて調べてください」