貴方の事が好きなだけですよ？[文スト]

「主人公と子供が一緒に敵に捕まって、主人公だけが重症」 ページ42

りん様リクエスト


「主人公と子供が一緒に敵に捕まって、主人公だけが重症」



中島 敦

「もう大丈夫ですっ...だから目を開けてください...お願いです」

病院の寝台に横たわる貴方の手を握って、言葉を投げかけます
彼の声は貴方に届きましたか？



芥川 龍之介

「子は無事だ。お前が無事でなくてどうする？」

子供が大丈夫ならあとは貴方です
大事な彼と愛しい我が子を置いていくつもりですか？



太宰 治

「何故目を開けてくれないのかい？お願いだから私を置いていかないでおくれ」

一度大切な人を失った彼
その時のことを思いだしています
貴方がいなくなった世界で彼は何を希望に生きれば良いのでしょうか



中原 中也

「大丈夫だ。ママはすぐ目を覚ますから」

心配そうにしている子供にそういいます
ですがその言葉はまるで自分自身に言い聞かせているようですね



フョードル

「守れなくてすみません」

状況が状況でしたが、守れなかった自分の不甲斐なさを嘆きます
今回のことは彼の所為なんかじゃありませんよね？




ゲスト



太宰 治 (黒の時代)

「だから言ったんだ。君には無理だって」

危険だと言われても子供を助けに行き、一緒に捕まってしまった貴方
止められなかったことへの後悔に苛まれています



森 鴎外

「もう一度その瞳に私を写しておくれ」

できる限りの治療はしてくれました
それでも目を覚まさない貴方に彼は只々、不安なのです

「子供がパパはママのどこが好きなのと言ったら」→←「主人公がジサツ未遂をして目が覚めてまた手首を切って血を見ながらきれいだねと言ったら」

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