[歌い手] 吸血鬼と化け物

12話 ページ16

n「アンタ、レクミア一族だろ？」



貴「！？」



n「満月の夜に化け物になる一族____レクミア一族。
吸血鬼と狼男の血が混ざっており、血の味は極上。吸っている吸血鬼を認めれば、
最高級の血となる______俺、本好きでさ。古い本で読んだんだ。
……………このこと、みんなに言ってやろうか？」




貴「だめっ！、、、お願い、それだけはやめて。」



彼はニヤリど笑うとこういった。



n「じゃあ、俺の言うことをなんでも聞いてもらおうかな？」






_______え？


彼はゆっくりと手を離す。


貴「な、何をさせるの？」




怖くなり声が震える。



n「そーだなー。nqrseさんって言うのやめて？nqrseでいい。」


ゆっくりと首を縦に振る。


n「ん。いい子。じゃあ喉乾いたから血、ちょーだい。







あ、勿論上の服脱いでね？」



面白そうに私の隣に腰掛ける。と言っても私はベッドの上に押さえつけられたままだが。




貴「い……や…です。」



消えそうな声がやっとでる。




n「へぇ。嫌なんだ。じゃあみんなに言ってくるね。」


ドアの方に歩き始めた彼。

このままではまずい。そう思った私は


貴「まって。」




ブラウスのボタンを外し服を脱いだ。私がつけているのは下着とスカートのみ。




貴「い…やじゃ…ない…ので、飲んでください。」






n「よく出来ました。」


そう言うと彼は近づき、私の肌に触れた。

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