やっと振り向いてくれた。【 juri Tanaka 】

（続き） ページ8

翔太｢本当に、好きなのか？｣


樹｢はい！｣


翔太｢気分じゃないか？｣


樹｢何言ってんですか、これでも3年も片思いですよ｣


馬鹿か？



だったらもっと早く縁切ってろよ(笑)



翔太｢じゃぁガチでいいんだな？｣


樹｢もちろん｣


翔太｢てか、相談じゃなくて話じゃない？｣


樹｢相談なんです！｣


翔太｢本題はここから？｣


樹｢はい！｣



テンション高っ(笑)



翔太｢な、何？｣




樹｢どうやったら、振り向いてくれますか？｣



ほら来ると思った。



翔太｢でも、縁切ったのは知ってんの？｣


樹｢それが、女に話してる時聞いてたみたいで！｣


翔太｢ヤバっ｣


樹｢で！で！『田中君、好きな子出来たんだね｣って！｣


翔太｢それ少しは振り向いてくれてんじゃん？｣


樹｢そうですか！...なんか気合が入ってきたぁ｣


翔太｢...そういえば、もっと早くから縁切ってろよ。｣


樹｢その時辞めらん無かったんすよぉ｣


翔太｢(笑)｣

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