私たち、結婚してます2【櫻井孝宏】

子供が2人 ページ30

櫻「あ、そういえば」


「んー？」


孝輝が眠ってるのを確認し、ブラケットをかける
一息つくと突然思い出したかのように呟いた


櫻「パパって呼んでくれるんでしょ？」


「...え」


櫻「産まれたら呼ぶって「言ってない」重ねんな笑」


何でそういうこと覚えてるのかなぁ〜......
今か今かと待ちわびていたらしく、ニコニコしながら見つめてくる


「...やだよ、現場復帰したとき言っちゃいそうだし」


櫻「一回でいいから言って！大好きだよもつけてね」


「何か増えてるんだけど！？」


櫻「はい、はーやーく」


どうやら諦める気はないらしくハァッとため息をつく
改めて言うのは恥ずかしいし嫌だなぁ...//


「い、一回しか言わないからね...？」


櫻「ん」


「...大好きだよ、パパっ//」


櫻「っ......A〜！！」


「んぐ...！苦しっ、孝宏さんってば...！」


抱きついてくる孝宏さんの背中をバシバシと叩く
よく見るとほんのり耳が赤くなってる...もしかして


櫻「俺も大好き...一生愛してる......」


「...ねぇ、顔見せて？」


櫻「...嫌だ」


「今絶対照れてる！ねぇ見せてよー！笑」


櫻「照れてない！けどそれは嫌だ！」


意地でも見せようとしない孝宏さんに笑いが零れる
我が家に子供が2人いる気分...ふふ笑


***


鈴『孝輝ってええ名前よなぁ〜
今度の休み会いに行ってええ？』


「うんぜひきて！
デレデレの孝宏さんが見れるよ笑」


櫻「おいこら」


孝輝の頬っぺたをツンツンしていた孝宏さんは
クルリと振り返って不満げな表情を浮かべる


鈴『そんなんいつも現場でみとるわｗｗ
Aの話をするたびだらしない顔しとるんやから笑』


「な...そ、そういうことは言わなくていい！//」


櫻「？」


鈴『うはははｗｗ
とりあえず楽しみにしてるで、また共演しよな』


「ありがとうございます！」


電話を切り孝輝のもとへ行くと、ふにゃりと笑う
あまりの可愛さに写真を撮った


「か...可愛い...っ」


櫻「俺とどっちが可愛い？」


「誰と比べてんの笑」


櫻「どっち？笑」


「...孝輝かなぁ」


櫻「...いいし、カッコいいのは俺だし」


「子供か笑」


ムッとした後、抱きつき首筋にキスを落とす
うん、やっぱり我が家には子供が2人いるみたい笑

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