僕の命を君に

４話 ページ5

日高side

日「うわ．．．まじかよ俺」




さっきから裏庭で見たあの女の子が頭から離れなかった




病室も知らない、名前も知らない．．．




どーすんだよ俺．．．！！




日「．．．あ」




病院内を回ればいいんじゃね？




俺は先生に特別に許可をもらって松葉杖を借りた




日「．．．よし」




なれない手つきで病院内を回っていく




だけど．．．




日「いない、な．．．」




彼女に会うことができなかった




日「病室にいんのかなー？」




独り言を言いながら歩いていると




「．．．あははｗ」




日「！！！！」




＿＿＿＿＿＿＿＿＿君を見つけたんだ




日「か、わい．．．」




その子は色んな患者さんと話すと、こっちに歩いてきた




緊張のあまり俺は．．．




日「あ、あの！」




＿＿＿＿＿＿＿＿＿声が裏返ってしまった




やっちまった．．．そう思ったのに




「ふふ、見かけない人だねｗ




最近入院したきた人？」




日「え．．．」




見知らぬ俺に笑顔で話しかけてくれた




日「あ、俺、今日入院したんだ」




「そうなの？．．．足？」




俺の足元をちらっと見ると、近くの椅子に座らせてくれた




日「うんｗバイクで事故っちゃって．．．




３か月入院しなきゃなんだｗ」




このとき彼女の目は．．．きらきら輝いていた

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