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徹side
「え、奏まだ飲むの？」
『飲む飲むぅ〜』
こいつ。完全に酔ってる…
美都もそこそこ酔ってるけど、奏を心配する余裕はあるみたい
ビール一杯飲んだらへんから顔赤いし、弱いかもとは思ったけど
「ここまでとは思わなかった……」
『先輩も飲みましょぉ〜』
んふふ〜とか言ってますけど
めっちゃ日高くんの腕にくっついてるし
日高くん。胸絶対当たってるよね
「ね、岩ちゃん。どうしよ。」
「俺理性切れそう」
「デレてる奏。一生に一度あるかのレベルで貴重なんだけど」
って嘆いてるけど
絡まれたらめんどくさそうだから辞めとこ
かと思えば気づけば寝てる奏
何杯飲んだんだよ…
「今日日高くんに来てもらって正解でしたよ」
「うん。俺も無理矢理来てよかった。」
「でもこれ。俺の知らない所でこんな感じになられたら困るな〜」
心配するような、でも愛おしそうな顔をする日高くんはほんとかっこよくて
「早く告白して付き合ってくださいよ」
芸能人である日高くんにこんなこと言うのは無責任かもしれないけど
今まで寂しい思いをした奏には、幸せになってもらいたい。
それが出来るのは日高くんしかいないと思う。
美都も思ってることは同じようで
「日高さ〜ん！早く奏を幸せにしてー！！」
酔ってるけど
「そろそろ帰りましょうか。俺、美都送ってきます。」
「奏のこと。よろしくお願いします。」
「任せて。ちゃんと送り届ける。」
「こんな状態の女に変なことはしないから安心して」
「そこは心配してないんで大丈夫です笑」
「ほんとはさ、誕生日おめでとうって言って告白するつもりだったんだけど」
今日は無理みたい、なんて笑う顔は少し切なくて
「絶対上手くいきますよ。タイミングなんてどうでもいいです。好きって気持ちが伝われば。」
「うわー！岩ちゃんが大人だー！！」
「そんなことないですー！笑」
「じゃあね。また時間あるとき会おーね！」
そうやって帰ってったふたり
2人が付き合うことなんて目に見えてる
問題は付き合ったあと。
どれだけの困難が待っているか分からないけど
「幸せになってくれたらいいね」
え？
「酔ってたんじゃ……」
「演技に決まってるじゃん。早く2人にしてあげたくて」
俺の想い人はかなり気がきくらしい。
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はる(プロフ) - オーバーさん» ありがとうございます！正直、自分が何を書いてるのかよく分からなくなってたのですが、コメントをいただいて自信がすこし出ました！これからも素敵な作品をお届けできるよう頑張ります！！ (2018年1月25日 21時) (
レス) id: 9d90a7861a (このIDを非表示/違反報告)
オーバー - 最高です！！続き楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2018年1月22日 19時) (レス) id: 63443bc164 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2018年1月3日 18時
