Cinderella Girl 【５】

笑った 西島said ページ13

会社を出るまでの廊下も



ケーキ屋に着くまでの道も



ただただ続いた無言









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この珍し過ぎる事態に



どうしたらいいのやら



何も発想が思いつかない









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西島「何にしよっか。」




A「...イチゴ。」




西島「やっぱり、これ？」




A「...ん。」




西島「じゃあ俺はチョコかな〜。」









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Aの分まで店員に注文をして



ケーキが来るまで少し時間を待つ



その時間も一向に笑顔のないA









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何かしたなら言ってほしいのに



「言ってよ。」って何故だか言えない



聞いては、いけない気がする









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A「...にっしー。」




西島「えっ？」




A「ケーキ。」




西島「あぁ、来たんだ...(笑)」









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俺の選択は間違いだったのか



嫌われてるかもしれないのに



無理に誘うんじゃなかったのか



ケーキを口にするAを見ながら



頭の中で2人の俺が葛藤中









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でも、その時









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A「...んふっ。」









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Aが笑った

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