Cinderella Girl 【５】

空間 ページ11

拗ねたフリで



下を向いていた顔を上げると



財布片手に軽く挨拶をしたにっしー









.









.









どういう訳か



にっしーの目を見て



微笑んで「お疲れ」って言う



それだけが出来ない









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.









千晃「にっしーも雑誌の撮影だったんだね。」




西島「そう、今終わった。」




A「...。」




千晃「あ、姫と終わり丁度じゃん。」




西島「え？」




A「...そうだね。」




千晃「一緒に帰れば？私まだ残ってるから。」









.









.









ここでまさか



ちぃちゃんのいらないお節介



前までなら普通の事だった



ちぃちゃんに言われなくても



言われてても



きっと一緒に帰ってたと思う









.









.









西島「うん、そのつもり。」









.









.









ただ



その笑顔に



発言に行動に



いちいちドキドキし始めてから









.









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A「だけど私...




西島「帰ろうか、じゃあね千晃。」




千晃「ん、またね〜。」









.









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気づいてはイケない何かが



私の中で動き始めてる



きっと



少し前から

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