人間__ろくにん ページ9
「ちょ、ちょっと！20年前にミカゲさんと社に来たって……！？それに、20年前だったら生まれてもないじゃない！」
「あー、それはねー……」
妖狐が爆弾発言を落とした瞬間、食いつくように近寄ってくる奈々生
ほんっっっっとだるい
「あんさんら、悪いねんけどうちの主はんに手ぇ出さんといてくれません？」
「！
お前、家に居るって……！
「え、え！？A、この人誰！？」
あ、そっか
奈々生達は此奴のこと知らないのか
「えー……っと、此奴は、」
「うちは一織。正真正銘の鬼ですわ」
「ばっ、」
「「え、」」
「ほう」
あーあ
やっちゃった
「ちょっとA！鬼ってなによ！？」
……あー！もう！
「此奴は私の式神の一織！アンタでいうそこの妖狐みたいなもん！分かった！？」
ゼーハーゼーハーしながらそう言うと、「う、うん」少し引き気味で返事をする奈々生
やめてよ、私が変な人みたいじゃん
「くくっ」
「おい」
お前のせいでこうなったんだぞバカ一織
「ま、そんな怒らんくてもええやん？それよりあんさんら。いい加減授業行った方がいいんちゃいます？
チャイムっちゅうのが鳴ってから30分は経ってますで？」
「えぇえっ！は、早く行かないと！巴衛！アンタはもう社に帰っていいから！
いや、むしろ帰って！」
「何を言っている。お前の額には土地神の印がーーーー」
「もう！ゴチャゴチャうるさい！」
「ぶふっ」
全く、奈々生と妖狐は仲がいいのか悪いのか……
「あれは仲良いの中に入るんちゃうか？」
「うおっ…！急に話しかけんなばーか」
びっくりしただろうが
「Aは授業行かないの？」
「あー…… そうだね、今日は早退するよ」
学校めんどくさかったし
「なら俺が送っていってやろうか？俺ももう帰るし───」
「全力でお断りします」
「即答かよ！？」
悪いな
クラマ様さんの車に乗るのにはちょっと抵抗あるんだよ
一応妖だし
「…ま、ええやないですか。お友達に自分のこと知ってもらえたんやし」
「教えるつもりはなかったっつーの」
………ったく、今日は厄日かよ
終わり
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弱々しい - 待って続くが気になりすぎて夜しか眠れない、昼寝が出来ない。更新頑張ってください、応援しています(^^)！！ (2019年7月21日 21時) (
レス) id: 0e1138517d (このIDを非表示/違反報告)
零 - 面白いです！更新、頑張って下さい。 (2019年3月23日 9時) (レス) id: 67a2382333 (このIDを非表示/違反報告)
雪路(プロフ) - 続き、、、気になる、、、！ (2018年8月3日 9時) (レス) id: 653aa1ff80 (このIDを非表示/違反報告)
雪奏 - や、やべー…続きが見たくて発狂しちまった!ﾃﾍﾍﾟﾛ (2018年7月26日 12時) (レス) id: edf769ece4 (このIDを非表示/違反報告)
和泉 - はなりさん» 面白いなんて……。嬉しい限りです。更新ペースは遅いですが、これからも頑張らせていただきます (2018年3月14日 13時) (レス) id: 88073a2341 (このIDを非表示/違反報告)
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