人間__さんにん ページ6
翌日
憂鬱すぎる気持ちを抑え、学校へ行く
大丈夫 今日は何も起こらない
そう自分に案じながら歩くこと数分
「今日は頭巾なしか、奈々生ちゃん。
乗れよ。送ってやる。」
「キャーーッ！KURAMA様ーー！！」
神 は 私 に 味 方 し な か っ た
ってか待てよ
今クラマ様さんは奈々生に夢中なんだから今のうちに行けば──
「あ、Aちゃん。送っていってやろうか？」
「は？」
何故いる何様俺様KURAMA様
馬鹿なの？ねぇ、馬鹿なの？
奈々生どうした？あ？
…………って奈々生居ないし！
はぁ しょうがない
「いえ、別に結構です。どうせ徒歩でも行けますし。それに、」
「こんな近くに学校があるというのに車で来てる貴方の精神がわかりません。
どうせ人気アイドル様のことでしょう？さぞかし立派なマンションに住んでいるんじゃないですか？
そして、この辺りにある立派な、貴方が住んでいそうなマンションは限られています。
しかしそのどれもはこの学校の近く。
もし私の推測が間違っていないのであれば徒歩でも十分に学校につけるはずですよ？
それなのに車で来るということは、相当な目立ちたがり屋か、素晴らしいほどのカッコつけだけですね。」
まるで台本があるのではないかと言うくらいにスラスラ出てくるクソみたいな台詞に、自分自身吃驚しながらも、貼り付けた笑みを浮かべる
すると、クラマ様さんは間抜けた顔で固まってしまった
「ふっ」
あまりに面白い顔だった為、ポケットに入っていたケータイで写真を撮り、学校へ猛ダッシュする
後ろから待てという声が聞こえるがそんなこと知らない
とにかく、アレに絡まれる前に逃げるのだ
「はぁっ…はぁっ……！！…つっかれたぁぁああ………！！」
学校に着いてすぐ、保健室へ駆け込む
どうやら先生は居ないらしく、鍵も空いていた為、今日はここでサボらせてもらうことにした
「あーあ。奈々生になんて言おうかな。」
そんな声は、校内に流れた予鈴によって掻き消され、静かに意識が遠のいていった
＿＿＿＿＿＿＿
更新できてなくてすみません
これからは出来る限り更新していこうと思います
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弱々しい - 待って続くが気になりすぎて夜しか眠れない、昼寝が出来ない。更新頑張ってください、応援しています(^^)！！ (2019年7月21日 21時) (
レス) id: 0e1138517d (このIDを非表示/違反報告)
零 - 面白いです！更新、頑張って下さい。 (2019年3月23日 9時) (レス) id: 67a2382333 (このIDを非表示/違反報告)
雪路(プロフ) - 続き、、、気になる、、、！ (2018年8月3日 9時) (レス) id: 653aa1ff80 (このIDを非表示/違反報告)
雪奏 - や、やべー…続きが見たくて発狂しちまった!ﾃﾍﾍﾟﾛ (2018年7月26日 12時) (レス) id: edf769ece4 (このIDを非表示/違反報告)
和泉 - はなりさん» 面白いなんて……。嬉しい限りです。更新ペースは遅いですが、これからも頑張らせていただきます (2018年3月14日 13時) (レス) id: 88073a2341 (このIDを非表示/違反報告)
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