【鬼滅の刃】モブですが何か？？？

8　仲直りしませんか？ ページ34

その後炭治郎をトントンとあやしていると、何故か寝息が聞こえてきた

エッ私がせっかく頑張って下の名前で呼んだのに…
一定の間隔で背中叩いてただけなのに…

コ イ ツ 寝 や が っ た
ふっ、と軽く笑って彼の頭を撫でる

「流石ですね、Aさん」
『ﾋｪｯ』

誰も居ないと思ってた所から声がして、思わず変な声が出た

『む、むむむ蟲柱様！？』
「炭治郎君のことは丸投げしてすみませんでした」

『蟲柱様、悪いと思うなら彼をどうにか…』
「一緒に寝たらいいじゃないですか。最近寝不足気味でしょう？」

『寝不足なのは認めますけど男子…ましてや後輩と一緒に寝るなんて失礼すぎて出来ません。起きて最初に見るのが私の顔なんて嫌でしょう？』

「そうですね」と言いつつ、蟲柱様は私に近づいてきた
あれ、肯定するんすか…？そこは否定では…？？？

「Aさんは…私にも同じような言葉をかけてくれるのでしょうか」
『はい？』

「いえ、何でもありません」と言いながら、炭治郎を私から引き離してベッドに寝かせる
やっぱ私に添い寝させる気無かったですよね？？？

『あの、蟲柱様…』
「どうかしましたか？」
『…いや、何でもありません』

蟲柱様の雰囲気が、一瞬さっきの炭治郎みたいだったので声をかけてみたけど、どうやら気のせいだったらしい

「Aさんは、鬼への恨みは無いんですか？」
『鬼への恨み…まぁあるにはありますよ？鬼殺隊入る動機は…まぁそんな感じといえばそんな感じですし…』

「本心は？」
『お金が欲しかった』
「クズですね」

バッサリ切ったーッ！
いや蟲柱様から聞いてきて、そんな呆れた目は止めません？

確かに入隊理由ヤバいとは思ってたけど(自覚済み)

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