【鬼滅の刃】モブですが何か？？？

6　一目惚れ ページ24

さて、周りから不審者だの財布だの言われてる私だが、こう見えてもれっきとした鬼殺隊士である
その為、どれだけ鴉から逃げても任務は入ってくる訳で

『ギャアア！何ハンマー投げてんだ！反則だろテメェ！！』
「いやお前の方が反則だろ！めっちゃ切れ味良さそうな刀持ってるし！それに後ろから不意打ちで頚斬ろうとするとか！」
『確かに！！』
「納得するのかよ！」

今、私は任務場所である林の中で鬼と戦っていた
クソッお前素手だと思ったのに…！
まさかのハンマーブロスだったか…！！

『ねぇハンマーブロス(仮)！もう疲れた！！』
「俺もだ！早く降参しろ！！」
『お前が降参しろよハンマーブロス(仮)！！』
「嫌だわ！っていうかハンマーブロス(仮)って誰だよ！！」
『お前に決まってるだろ！』
「知らねぇよ！！」

そんな感じで戦っていたら、夜明けが近づいてきたらしい

『ふはは！ここで終わりだぜハンマーブロス(仮)！』
「いやここ陽光差さねぇだろ」
『…確かに』

林の中だもんね
スンッと無表情になった私は、無言で鬼の頚を斬り落とした
…あれ、意外にコイツ雑魚？

『？』を頭に浮かべつつ鬼が消えたところを見ていたら

『グフッ』

後ろから誰かがタックルしてきた
私は2回転…いや2回転半？どっちにしてもクルクルと回転運動を続け、気づいたら地面の上で大の字に

『いってぇ…』

誰だよ私に激突した奴
はっ！さては黒ずくめの組織か…？

…結論から言おう
全然違った

桃色の髪に全身にある変わった入れ墨(？)をした若い男性
そして背中には刀がぶっ刺さって…ん？？？

え、何で刀刺さってるのにあんな強いタックル出来るの？
バケモンじゃん
待ってコイツ本当に人間？

そんな私を放置してスタスタと早足で去っていく男

普通に腹立ったので『背中に刀ぶっ刺さってんぞー！ザーコザーコ！そんな変なファッションの奴はモテねぇぞー！』と叫ぶと、何故かもの凄い勢いで戻ってきた
え？？？(動揺)

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