【鬼滅の刃】モブですが何か？？？

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『次は誰の所に行くの？』
「カナヲです。どこにいるんだろう…？」

カナヲちゃんか
彼女がよくいるのは…

『赤髪くん。多分あそこじゃないか？』

そう言って指を差した

「あっホントですね。カナヲー」と呼びかける赤髪くん
女子にも躊躇なく笑顔で声かけれるとか、鬼殺隊入る前はさぞかしモテたでしょうね(血涙)

「俺たち出発するよ。色々ありがとう」
「………」

カナヲちゃん、笑顔は満点だがホント喋らねぇな
その沈黙に耐えかねて、赤髪くんが「君は凄いね」と話しかけるも、カナヲちゃんは無言のまま

「………」
「………」
「……………」
「……………」
「…………………」
「…………………」

何この空間
気まずい…

ふと、カナヲちゃんが銅貨を取り出した
あ、あの話す話さないを決める銅貨だ

ピンッと弾いて、手の甲で受けとめる
そこには、裏と書いてあった

「師範の指示に従っただけなので、お礼を言われる筋合いは無いから。さようなら」

赤髪くんの顔を見ると、「喋ってくれた！」と書いてある
カナヲちゃんが初めて喋ってくれた時、謎の感動があるよね…
うんうん、わかる

「今投げたのは何？」と赤髪くんのマシンガントークが始まるも、全て「さようなら」で返したカナヲ氏
でも、諦めず隣に座ってきた赤髪くんに銅貨の説明をした

「指示されてないことは、これを投げて決める。今あなたと話すか話さないか決めた。"話さない"が表、"話す"が裏だった。裏が出たから話した。さようなら」

「何で自分で決めないの？カナヲはどうしたかった？」
「どうでもいいの。全部どうでもいいから、自分で決められないの」

「この世にどうでもいいことなんて、無いと思うよ」
『いやいや赤髪くんよ。私の財布が薄くなったーってこの前嘆いたら、別にどうでもよくないですかってお前返したよな？』
「あれは本気でどうでもよかったから…」
『財布が薄くなった原因、半分くらいお前なんだけど？？？』




(私のお金を返せ)

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