【鬼滅の刃】モブですが何か？？？

4　機能回復訓練 ページ14

蝶屋敷の廊下をテクテク歩いてたら、真っ青な顔をした野田が前から歩いてきた

『おーい、谷田ー！』
「俺は村田な？Aは何してんの？」
『私？えっと、誰だっけ…あの真田と一緒にいた隊士…んーっと…』
「竈門たちのことか。あと俺は村田」
『そうそう、多分その人。その人のお見舞い的な？』
「何故に疑問形」

村野に部屋を教えてもらい、私はコンコンと軽くノックして扉を開けた

『ドジャァァァン！！！』
「わっ！？」

中にいたのは、タンポポ頭の少年1人
あれ、赤髪くんと猪頭くんは？

『…アイツ嘘つきやがって！許さんぞ川谷ー！』
「いや誰ですかアンタ！」

タンポポくんから至極もっともなツッコミをうける
確かに名乗ってなかったね

コホンとひとつ咳払いすると、私は軽く右手をあげて自己紹介した

『私の名前はA。階級は庚の一般人だよ。見た通りマトモ枠の人間だから、これからよろしくな！』
「ダウト」
『何故』

開始早々に嘘がバレた私
さすがに一般人って名乗るのは無理があっ…

「一番最初に、『ドジャァァァン！！！』って言い放って扉開けた人がマトモ枠の人間な訳ないですよ」
『ちょっ……と待て』

そっちかよ！
確かに『ドジャァァァン！！！』って言い放ったのは認めるけど、初対面の少年からのマトモじゃない発言はちょっと見過ごせないな
ふざけんな、私は見た目通りマトモだわ(▼の時、飛び蹴りで登場した人)

『で、タンポポくんの名前は？』
「俺は我妻 善逸です」
『ふむ、タンポポくんね』
「話聞いてました？」




(っていうか、何で苗字名乗らないんですか？)
(私の苗字は小野田なんだけど、昔、幼馴染みにずっと間違えられたから)
(……………(哀れみの目))
(……………ﾁｬｯ(日輪刀を構える音))

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