1 最終選別 ページ1
これから話すのは、私が最終選別を受けた時の話だ
正直なところ、鬼殺隊とか今まで知らなかったし、その存在を知った時も、『へぇー、赤の他人の為に命懸けで戦うとかスゲー』っていう感じだった私
そんな私が何で最終選別に来てるんだって?
そりゃもちろん、両親の仇を討つ為!
……………というのは建前で、本当はお金目的です
いやだって、給料良いって聞いたから……ね?
もちろんお母さんやお父さんも好きだし別に仇討ちも目的と言えば目的だと思われるから決してお金大好きなクズという訳ではありませんけど?(早口)
さて、言い訳(?)はここまでにして
白髪の子と黒髪の子のお話をしっかり聞き、いざ山に突入する
あの2人の話を要約すると、要するに7日間生き延びることで合格するんでしょ?
鬼を何体倒すとかじゃなくて
つ ま り…
わざわざ鬼を倒しに行かなくてもいいワケだ
よし、7日間戦わずに逃げ切ろう(クズ)
あれから数日後
今までめちゃくちゃ上手く逃げていたのに、なんと木登りして遊んでいる時に鬼に遭遇
え、ちょま、落ちる落ちる揺らすな馬鹿野郎!!!
っていうか、人が死にかけてるのにニコニコ笑って揺らすんじゃねぇ!!!
サイコパスかよ!!
必死で木にしがみついていたら、急に揺れがなくなった
恐る恐る見てみると…
狐のお面を被った少年が鬼を斬っていた
うわ、強…
「そこで何をしているんだ?もう鬼は斬ったから降りてこい」
『………ごめん、降りれない』
「は?」
なんと、先程の鬼との攻防(?)で髪が木の枝に引っ掛かったのだ
…いやそんなことある?
あったわ
現在進行形であったわ
しくしくと泣き真似してたら、狐の少年が助けてくれた
いやー、何から何まで申し訳ないです(ゲス顔)
『いろいろとありが』
「ギャーッ!」
「悲鳴!?じゃあな」
そして、狐の少年は去っていった
せめてお礼くらいは聞いてけよ
51人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
vivid.fy - めちゃくちゃ面白いです!!リクエストです。フードをいつも被ってて顔が見えないツンデレな男主の小説作ってくれませんか?無理そうだったら書かなくで大丈夫です! (2022年6月12日 18時) (レス) id: 44b715b917 (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - 千秋さん» 7と8は頑張って感動系にしたので、そう言って頂けて嬉しいです!これからもよろしくお願いします (2021年8月23日 21時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
千秋 - 「7.先輩ですから」って感動のシーンすぎる! (2021年8月23日 13時) (レス) id: a94b48adab (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - 濡犬さん» ありがとうございます!こんな作品でも面白いと言っていただけてとても嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2021年5月22日 12時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
濡犬 - コメ失礼します!ただ今腹筋崩壊した者です!文才があるとこんなに面白い作品が書けるんですか…クソッ羨ましいッッ 次回更新まで正座で待機しよう( ˙-˙ ) (2021年5月21日 19時) (レス) id: e6e0ea5053 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おもち食べたい | 作成日時:2021年5月4日 17時