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#42 ページ16

しょうがないよ……



賛成的な意見がある分、反対もある。



こんなので、ウジウジしてちゃダメだ。





「切り替えが大事だよ」


部活の時も、レッスンの時もずっとコーチに言われ続けてきた。



いままで、悔しいことや悲しい事があっても、


乗り越えてきたんだ。



大丈夫、声が治ったらまた歌える。




また、あのステージに、立てるんだ・・・。









「ただいま。」


陽が傾きかけた頃、にっしーが帰ってきた。


おかえりの代わりに笑顔を向けると、彼も笑顔を向けてくれる。

なんか、すごい照れるな。


同棲してるみたいだ……笑



「あのさ。付き合って欲しい所あるんだけど。」



手を取り、真っ直ぐ目を見て告げられてしまい

拒否なんて出来るわけないわけで・・・









「ここなんだけど。」



連れてこられた場所は、真っ暗で巨大なホール。


その中のステージにあたし達は立ってる。




真っ暗すぎて、ステージから落ちそう。


暗いけれど、おそらくLIVE会場ってことだけはわかった。


「いくよ?」




パチンッと、にっしーが指を鳴らした途端


辺りがぱあっと明るくなり、両方の壁が光り輝いていて、


見るのに夢中になってしまった。



「ここさ、俺のソロの今度やるLIVE会場なんだけど、少しだけ不安だったんだ。」



「AAAで慣れてるはずなのに、初のソロライブってなると、緊張してさ。」



「大切な人と来れたら、当日も上手くやれると思ったんだ。」


大切な人、さらっとそんなことを告げられ顔が赤くなったのがわかる。



「ハハッ、顔赤いww」


笑いながらそう指摘してくるにっしー。


ひどいなー。


誰のせいだと思ってるんだか。


言葉の代わりに頬をふくらませると、


「なに?怒ってるの?」


と茶化しながらいってくる。


大ホールのステージで、こんなことしてるなんて、全く意識してない。


この幸せな時間がずっと続いてほしい、ただそれだけ、

「人2」

会場全体を見渡していると急に名前を呼ばれ、腕を引っ張られた。


ギュッと音がするほど強く抱きしめられる。



「大好きだよ。」




彼の一言で


元気が出る、幸せになれる、そして



笑顔になれる。



こんな人と出逢えて、そして


両想いになれて幸せです。


「絶対に離さないから。」



目を閉じて温もりを感じてると


耳元でそう呟かれた。

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芹那(プロフ) - あゆにし♪さん» 題名はそのままMissyouです! (2017年8月31日 18時) (レス) id: 7ca670225a (このIDを非表示/違反報告)
あゆにし♪(プロフ) - 芹那さん» ありがとうございます!題名なんですか? (2017年8月31日 12時) (レス) id: 51313f2f12 (このIDを非表示/違反報告)
芹那(プロフ) - あゆにし♪さん» 作成完了しました! (2017年8月30日 20時) (レス) id: 7ca670225a (このIDを非表示/違反報告)
芹那(プロフ) - あゆにし♪さん» ありがとうございます!! (2017年8月30日 19時) (レス) id: 7ca670225a (このIDを非表示/違反報告)
あゆにし♪(プロフ) - 芹那さん» 続編楽しみにしてます! (2017年8月29日 17時) (レス) id: 1e5cd2df69 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瀬里奈 | 作成日時:2017年5月11日 18時

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