1話 ページ1
「私もさぁ…」
「んー？」
授業終わり、プリントで紙飛行機を折って飛ばした。
知らないよ魔法の話されても、せめて世界史にしてって。
「クルーウェル先生にGood girlって言われたい。」
「デュース飯〜」
「おー」
「無視？？？？」
基礎は知ってる前提で話されて小テストとか素人には0点に決まってんだろ、いつだよ私がクルーウェル先生に褒められる日は。
「まぁ監督生はちょっと不憫だよな」
「相棒も脳みそ使い物にならないしな」
いち早くどこかへ何かを食べに行ったグリムの事だと思う。
そうなのあの子私より頭悪くて私が頑張らなきゃって鼓舞されてる。
「私の武器になるのは女って言うことだけ…」
「大した武器じゃないけどっ」
「面白い冗談だな監督生」
「不憫って言ったそばからこれだよ。」
そりゃあ男子校だから制服は男物だけどもさ、
隠しきれないくらい女の子でしょ？
「生徒全員がトレイ先輩になる魔法はいつになったら会得できるわけ。」
「唯一優しくしてくれる人に甘えるなよ」
「唯一の自覚あるなら優しくてよ、マブに。」
ハーツラビッシュとかポムフィオーレとかディアソムニアに規格外に可愛い人とかいて私なんて霞んでるけどさ。
「そうだよ、どうせ私は下の下です」
陰鬱な気持ちでカツサンドを購入すれば肩を叩かれた。
察 し た 。
「A、俺の為にカツサンド買ってくれたんスね！さすが！！」
ほらね。
「今度お礼にレオナさんの毛髪あげるッス」
「要らないです第二王子の毛髪。」
とツッコミしてればもう既に私の手からカツサンドは無かった。
「オンボロ寮在住で胃袋ブラックホール飼ってるいたいけな女の子からカツサンド取り上げる精神感銘ですわ」
「不幸自慢は何も生まないッスよ」
私最近やっとイデア先輩の気持ちわかってきた。
NRCの人たちといたら卑屈にもなるわ。
「ほら監督生、これ俺らの奢りよ！」
「パンのミミラスクだ。」
「安いけどありがとう…！！」
そうだよね女子は黙ってラスク食ってろって感じですねありがたく頂きます。
_
紅一点の私がこんな雑な扱いなのおかしいよねって
_
「無理お肉食べたい。誰か王子、王子呼んできて」
「そういうところだよお前」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1971人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どーなつ - オクタヴィネルの会話が好きすぎる (8月9日 17時) (
レス) @page21 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - この流れで終るの面白いですね! (2023年3月10日 22時) (レス) @page41 id: 6719ad2600 (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - 終わった、、。。 (2022年3月29日 19時) (レス) @page41 id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
白猫さん(プロフ) - 面白い、本当に面白い！！たくさん笑わせていただきました。ありがとうございます！ (2021年9月24日 23時) (レス) @page41 id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
てま - 1話でハーツラビュルのことハーツラビッシュって言ってんのまじでうける (2021年6月8日 22時) (レス) id: 40b8a4973a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：だむい
| 作成日時：2020年9月17日 2時
