【鬼滅の刃】冨岡の妹がだいぶ冨岡。

…ここで時透と玄弥を死なせたら、二の舞だ。






もう守られるだけじゃない、



何もできないままなのが嫌で、あれだけ鍛錬したんじゃない。









「水の呼吸 弐ノ型 水車…っ」





「月の呼吸、」

「肆ノ型 打ち潮、ねじれ渦… 雫波紋突き…ッ」







もう、姉さんみたいな人を出すのは嫌だ。



目の前で死なれるのは嫌だ。








「初動作無しで技を連続で…っ」






「でかしたァA、風の呼吸 参ノ型 晴嵐風樹」

「岩の呼吸 弐ノ型 天面砕き」







ずっと息を吐き続けていた、やっと酸素を吸えて肩で息をした。



流石に無茶だ、もうやりたくないけど…









「もう、一回…。水の、こきゅう」



足の指先にグッと力を入れて、雷の呼吸みたいに思いっきり踏み込んだ。









「玖ノ型 水流…しぶ、き」



ダメだ、全然力が入らない。









「流石に無茶でしょ」


「時透…っ」








「邪魔だから。」

「う”ぇ」




真横に現れた時透の怪我を感じさせない鳩尾蹴りを喰らって、私は数メートル吹っ飛んだ。









「ふざけんな…」




痛い、とふらりと立つ上がれば横には玄弥が立っていた。









「大丈夫か？」


「何してるの、玄弥」








「…悪りぃ」




全然悪びれた様子のない、困ったような笑顔を向けた玄弥を見た。









「待っ、」



銃口を向ける先を見れば時透とも目が合った。









二人がしようとしてる事が分かった。




止めないと、今すぐ止めないと









動いて私の足、



動け身体、




目の前の玄弥を、止めないと、









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(悪りぃA、)


(冨岡さんとちゃんと話しなよ、)









( (そして、バラバラにならないで) )