23話 ページ23
それが昨日だなんて信じられないくらいの激闘を繰り広げた今日の稽古。
「あの人たち人間じゃねぇ…」
「霞柱様も容赦無いけど…」
「あの女すご…」
まぁ力量は私が負けているのは自覚しているが、今は対等かそれ以上に打ち合いを出来ている。
里で一度負けてるから、時透の攻撃パターンはなんとなく分かるし。
「昨日は穏やかな話だったのに今日は穏やかじゃ無いね」
「そんな穏やかでもなかったけど。」
穏やか(錯覚)
「うーん、まぁ特に問題ないから次行って良いけど」
「はあ、」
長かったなぁ(2日)
私が宇髄さんと駄弁ってる時に先越された隊士はまだいるのに良いのだろうか、
私は時透の厚意(錯覚)によって面倒を見てもらったから昇進が早いだけで、本来先をゆく人間の時間を私が奪ったのではないだろうか。
「別にAのせいであの人たちが先行けないわけじゃないから。」
「………」
「無表情の癖に表情豊かだよね」
分かりやすい、と小さく笑った時透。
普段からそういう表情してれば恐怖心を抱かれないのでは。
「…じゃあ、先行く」
「うん、気をつけて」
次は甘露寺さん、柔軟は特にしないから自信はないがあの人は優しいし大丈夫な気がする。
私は水の呼吸だからそっちの鍛錬をしたいけれど、兄さんは参加しないのだろうか。
まぁしたとしても結局個人練習だ。
「また考え込んでる」
「……うん。あのさ、」
「あ、僕相談とか受けないから。君のこと嫌いだし」
「あ、私も時透のこと嫌いだった…。ごめん」
兄を持つ者として相談しようとしてしまった。
不覚。
「ありがとう。ってだけ…またね」
「ふふっ…、うん、また」
_
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(いつも自分を傍観している冨岡Aが自分の話をした、)
(初めて彼女の人間らしさを見た。)
(まぁ、手を貸す気は微塵もないけど。)
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柊蓮(プロフ) - 毎年、誕生日に読んで号泣してます…大好きです。この作品も、同じ作者様の作品も。ついに夢主ちゃんとおんなじ16歳になりました…来年もまた読みに来ますっ素敵な作品を本当にありがとうございます。 (2月9日 1時) (レス) @page50 id: 4d2be51c25 (このIDを非表示/違反報告)
芽依 - ボロ泣きです、、最高です、後日談までもう泣けてくるんですが、、すれ違う兄妹の書き方が神ってますね、素敵な作品を読ませていただきありがとうございました、、! (1月30日 10時) (レス) @page50 id: e9435a06b7 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - 涙止まりませんでした、、、出会えて良かったです、、、 (11月24日 13時) (レス) @page50 id: 477ea6ec3d (このIDを非表示/違反報告)
ピンス - 流石に泣きました。後日談も最高です。神作品ありがとうございます… (11月10日 23時) (レス) @page50 id: 18a9383861 (このIDを非表示/違反報告)
てんごく(プロフ) - めっちゃ泣きました。凄い良いお話です (10月5日 18時) (レス) @page50 id: e622d65d6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だむい | 作成日時:2020年7月26日 20時