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2話 ページ2

「腹立つわけよォ」


「顔か、そうだ顔が腹立つ理由が分かった。」


「あと目ですね、あの死んだ目。」


「会話力まで地味に似てんじゃねーよ」





未だかつてこんな理不尽な理由で罵詈雑言浴びせられたことないんだけど。




私はあんなに根暗だろうか。





「…元気にしていたか」


「嫌い。」

「会話のキャッチボールしろお前ら」





何、元気にしてたかって、それ以前に私が生きてたとも思ってないくせに。



なんの興味もないくせに。





「あら、冨岡さんは妹さんにも嫌われているんですね」







「俺は嫌われていない。」

「嫌い。」









何年振りの再会とは思えない会話だよね。



まぁ、お互いがお互いのこと好きじゃないし。好きじゃないと言うか…無関心。








「Aと言ったな、俺は伊黒小芭内だ。よろしく頼む。」


「不死川実弥だァ」





何この二人手のひら返し凄い。







「…冨岡Aです」





とりあえず柱と挨拶だけした。




自己紹介されたけど漢字がさっぱり浮かんでこないから文通はしないようにしようと心に決めた。









「Aちゃん、素敵な名前!よろしくね!好きな食べ物とかある?私は桜餅が好きなの〜」

「とても強いと聞いた!!その若さで十二鬼月を倒して冨岡も鼻が高いだろう!!」

「あぁ…優秀な子だ…」







「……」←二人以上に話しかけられると固まる人








素敵な名前だって、ありがとうございます。


好きな食べ物はなんだろう…なんでも好きだけど、桜餅はあんまり食べないな…




あの鬼、十二鬼月だったんだ…。









「会話レベルが冨岡さんのそれですね。」


「思ったより冨岡要素強えーな。」






一人ずつ話してほしい。









「なぁAよ、お前日本在住何年だ?」



「もうすぐ16…」



「ド派手にネイティブじゃねーか、なんでそんなに会話できねぇんだよ」









知らないよ私が聞きたいよ。



私のテンポが遅いんじゃなくて貴方が早いんだよ。









「どうも一対一の方が良さそうですね。少し怪我もしていますし、私の屋敷に行きましょうか」

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柊蓮(プロフ) - 毎年、誕生日に読んで号泣してます…大好きです。この作品も、同じ作者様の作品も。ついに夢主ちゃんとおんなじ16歳になりました…来年もまた読みに来ますっ素敵な作品を本当にありがとうございます。 (2月9日 1時) (レス) @page50 id: 4d2be51c25 (このIDを非表示/違反報告)
芽依 - ボロ泣きです、、最高です、後日談までもう泣けてくるんですが、、すれ違う兄妹の書き方が神ってますね、素敵な作品を読ませていただきありがとうございました、、! (1月30日 10時) (レス) @page50 id: e9435a06b7 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - 涙止まりませんでした、、、出会えて良かったです、、、 (11月24日 13時) (レス) @page50 id: 477ea6ec3d (このIDを非表示/違反報告)
ピンス - 流石に泣きました。後日談も最高です。神作品ありがとうございます… (11月10日 23時) (レス) @page50 id: 18a9383861 (このIDを非表示/違反報告)
てんごく(プロフ) - めっちゃ泣きました。凄い良いお話です (10月5日 18時) (レス) @page50 id: e622d65d6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だむい | 作成日時:2020年7月26日 20時

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