検索窓
今日:271 hit、昨日:450 hit、合計:1,680,769 hit

9話 ページ9

「Aさんが…お姉さん…」



「良い加減信じてよしのぶ。」





確かに君のお姉さんとは似ても似つかないけれども、世の中には色んな姉が存在するんですよ。







柱合会議は無事終わったが衝撃の事実に頭痛が治らない小芭内が搬送されたので特に話し込んだりはしなかった。









「弟さんはどんな方なんですか?」


「見ればわかると思う」









那田蜘蛛山にいたらしく、今は蝶屋敷で怪我の療養中らしく、一応お見舞いに来た。









「柱怖ぇよ…」


「わかるー。」



黒いオーラを纏う男隊士に肩を組んで大きく頷いた。




「うわぁぁ柱!我妻様と胡蝶様!」









キューティクルボーイに会釈をすると、何やら黄色い頭が飛んでくるもので。




「姉ちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!!」



「えっ?」





誰この子、頭がタンポポみたいよ。








「俺だよ俺!善逸!!」


「……髪染めた?」





「雷に撃たれて色変わっちゃったの!しかも姉ちゃんが整えてくれないから髪ガッタガタなの!!」






意味わからないけど桜餅食べすぎて髪色変わった友達もいるし世の中そんなものなんだろうなって。






「しかも那田蜘蛛山で蜘蛛にされて四肢が短いの!こんなみすぼらしい弟でごめんねぇぇ!!」





蜘蛛にされた?


だからこんな手足が短いのね…






「不甲斐ない姉ちゃんでごめんね善逸ぅぅ!!」




姉ちゃんがもっと勇気あって駆け回ってたら代わりになってたかもしれないのに、薬も苦いよね。









「っていうかなんで鬼殺隊にいるの?私が隊士になるから善逸はやめてって言ったのに…」




師範もそれで妥協してくれたじゃん。と姿の見えない師範にブーイングを送った。









「違うよ俺が姉ちゃんを追いかけてきたの!寂しかったのやっぱり!!」





鬼も怖いけど、姉ちゃんに会いたかったの。って短い手で私に抱きついて鼻水をつけてくる弟。







「私も寂しかったよ善逸…!」






あの善逸が刀を握ってるなんて…、なんか一気に成長を目の当たりにして胸痛い。









「なんていうか、似てますね。お二人」




「そうかなぁ…」









_







そんなに似てないと思うけど。








_









「なんで手紙返事くれないんだよぉぉぉ…」









「ごめん…多忙で屋敷に帰れてないんだ…」


「やだもう可哀想!!」

10話→←8話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2478 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2878人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

人間 - 鬼滅の刃の夢小説はあまり見ないんですけど号泣するほど良かったです。めちゃくちゃ泣いたし笑いました。良い作品をありがとうございました。 (5月9日 7時) (レス) @page50 id: ccbbdf314a (このIDを非表示/違反報告)
*柑橘類*(プロフ) - 家の布団にうずくまってボロボロ泣きました。おまけで声出して笑いましたありがとうございます。 (5月5日 20時) (レス) @page50 id: 33ffb4296a (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - とっっても感動しました(;_;)めっちゃ泣きました。ハッピーエンドでほんとに良かったですぅぅぅぅぅぅ՞߹ - ߹՞こんな神作品をありがとうございます! (2月7日 15時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
バター - 死んじゃったからBADENDだと思ったけど大切な人守って転生させてHappyENDなの好き🥹💗💗 (11月4日 17時) (レス) @page50 id: 71e3afebe3 (このIDを非表示/違反報告)
錫也(プロフ) - 死んだ=バッドエンドとか悲しい展開のお話じゃなくて、家族愛で友人愛で大切なものを守ろうとして戦う姿かっこよすぎて泣きながら小説読んでましたぁ……まだ止まりそうにもないですありがとうございます…… (8月25日 9時) (レス) @page50 id: 046abef528 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:だむい | 作成日時:2020年5月16日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。