46話 ページ46
「Aちゃーん!!!」
「うっっそだろ窓突き破って入ってくるの」
どうなってんだよキメツOGは、窓ボロボロだけど良いのこれ?寛容すぎない?この学校。
蜜璃の事は小芭内から聞いた、大学生なんですって!
「会いたかったわぁぁ」
それはもう惜しみなく涙を流す蜜璃に抱きつかれ、彼女の甘い香りが鼻をくすぐった。
それはもう懐かしくて、
「ごめんねぇぇ最期何も言えなくてさぁぁ」
「私こそ全然力になれなくてごめんなさいー!」
ちなみにここ音楽室ね、早速1限は授業やらせてもらったけども涙が止まらない私は全ての曲を短調アレンジした為に耳が良い天元に飛び蹴りされ授業は強制終了。
「甘露寺お前大学はどうしたんだー?」
「Aちゃんが降臨したって伊黒さんから連絡来たから抜けてきたのよー!」
「降臨」
私たちがボロボロ泣いて抱き合っているとド派手に扉が開いた。
「胡蝶!授業中なんだが!!」
「煉獄さん、Aが来たなら教えてくださいよ!」
「すまん!!」
杏寿郎の羽交い締めを振りほどってしのぶが飛んできた。
「うわぁぁしのぶあのとき間に合わなくてごめんねぇぇ」
「Aさん、カナヲと伊之助君をありがとう…」
見てましたよ、憶えています。と私より幾分か背の低いしのぶが抱きついてきた。
モゾモゾと小さな声だけどちゃんと聞こえるよ、聞き取れるよ私。しのぶの声だもん。
「待ってましたよ、Aさんの事」
「みんなでAちゃんの事探してたのよ」
でも全然見当たらなくて、
それでもみんなは私を待ち続けてくれていたらしい。
100年と少し、それから21年か。
「一度だって貴方を忘れた日はありません、今日まで、一度も」
「…ありがとう」
よしよし、としのぶの頭を撫でて蜜璃と苦笑いしていると、突進された。
え、この学校イノシシ飼ってたっけ?あぁ伊之助はいたなそういえば。
「バカA、やっと見つけた」
「…よもやよもや!!」
「それは俺のセリフだA!!」
この質の良いロングヘアーは!
「おい時透ォ、俺の授業サボって高等部に逃げ込むとは良い度胸じゃねェの」
「今までどこにいたのさ」
「ごめんね無一郎、私中等部も担当だから音楽の時はよろしくね」
「揃って無視してんじゃねェ」
_
やっぱり、また再会出来たよ。
_
(授業中なんだがな!!)
(ったく…どいつもこいつも…)
(ま、今くらい勘弁してやろーぜ)
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人間 - 鬼滅の刃の夢小説はあまり見ないんですけど号泣するほど良かったです。めちゃくちゃ泣いたし笑いました。良い作品をありがとうございました。 (5月9日 7時) (レス) @page50 id: ccbbdf314a (このIDを非表示/違反報告)
*柑橘類*(プロフ) - 家の布団にうずくまってボロボロ泣きました。おまけで声出して笑いましたありがとうございます。 (5月5日 20時) (レス) @page50 id: 33ffb4296a (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - とっっても感動しました(;_;)めっちゃ泣きました。ハッピーエンドでほんとに良かったですぅぅぅぅぅぅ՞߹ - ߹՞こんな神作品をありがとうございます! (2月7日 15時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
バター - 死んじゃったからBADENDだと思ったけど大切な人守って転生させてHappyENDなの好き🥹💗💗 (11月4日 17時) (レス) @page50 id: 71e3afebe3 (このIDを非表示/違反報告)
錫也(プロフ) - 死んだ=バッドエンドとか悲しい展開のお話じゃなくて、家族愛で友人愛で大切なものを守ろうとして戦う姿かっこよすぎて泣きながら小説読んでましたぁ……まだ止まりそうにもないですありがとうございます…… (8月25日 9時) (レス) @page50 id: 046abef528 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だむい | 作成日時:2020年5月16日 0時