検索窓
今日:351 hit、昨日:1,117 hit、合計:1,679,760 hit

27話 ページ27

相変わらず泣き散らしている善逸の尻を何度か叩いてなんとか行冥さんのところへ。







「よーし、できた」



「何が?」


「足音を立てろ足音を。」


「聞こえてるくせに」






気付くと背後に立っている最年少の頭に、ポカッと手を置いて、ぽっぽの足に手紙を巻きつけた。






「師範に柱になりましたって手紙」


「いつの話してんの」


「ずっと屋敷戻ってなかったの。見てあの手紙の量」



「Aの弟、愛の重さが異常だよね。」







ドッサリ積まれた手紙の山だが、読む気はせずとりあえず拝んではいる。







「それよりさ、無一郎のところに黒髪でチンピラみたいな顔した隊士来なかった?」




首に飾りつけてる、と付け足すと首を傾げられた。









「どうだろう、憶えてない。」


「だと思ったよ」





獪岳は絶賛迷子中ってことで良いかな?




 




「それよりさ、鳴柱稽古を終えた隊士がイキイキしてるけどどういう事?」



「どら焼き一緒に食べた」

「物で釣るのやめなよ」

「言い方。」






そんなんじゃないし、と棚からどら焼きを取り出して無一郎に差し出せばスッと受け取られた。






「受け取るんかい」



「うん。お腹空いてるし」





お給料は師範のところに送ったり甘味を買ったりしている。必要なものは支給されるから使い道ないんだよね。








「そういえば不死川さんって色々大変らしいよ。稽古中止になるレベルで」



「そこもまた愛らしいのよ実弥は…」



「不死川さんも大変だね、Aに好かれて。」







そうどら焼きの包装を解くので、私はお茶を入れた。


善逸を追い出してすぐ、炭治郎が来たけど筋良すぎて秒で合格だったわ。何より人徳。









柱に欠けてるものを全て持っていた。









「私は無一郎も好いてるよー?」


「びっくりするくらい心に響かないよ」


「何この14歳可愛くない」






安心してくれ、こんな対応小芭内で慣れっこだから。








「実弥、思春期時代なんて好きなんて言おうものなら顔が茹でタコのようになってだね」




「玄弥もそんな感じだよね」





あんたと義勇くらいだよ、悪びれもなく心に深傷を負わせるのは。









「僕さ、最近になってAの事を理解した気がする」









_





おっっっそ。






_






「上弦の陸の戦闘の際の小芭内の遅延並みに遅いね」


「わかりづらいよ」

28話→←26話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2478 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2876人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

*柑橘類*(プロフ) - 家の布団にうずくまってボロボロ泣きました。おまけで声出して笑いましたありがとうございます。 (5月5日 20時) (レス) @page50 id: 33ffb4296a (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - とっっても感動しました(;_;)めっちゃ泣きました。ハッピーエンドでほんとに良かったですぅぅぅぅぅぅ՞߹ - ߹՞こんな神作品をありがとうございます! (2月7日 15時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
バター - 死んじゃったからBADENDだと思ったけど大切な人守って転生させてHappyENDなの好き🥹💗💗 (11月4日 17時) (レス) @page50 id: 71e3afebe3 (このIDを非表示/違反報告)
錫也(プロフ) - 死んだ=バッドエンドとか悲しい展開のお話じゃなくて、家族愛で友人愛で大切なものを守ろうとして戦う姿かっこよすぎて泣きながら小説読んでましたぁ……まだ止まりそうにもないですありがとうございます…… (8月25日 9時) (レス) @page50 id: 046abef528 (このIDを非表示/違反報告)
せりりん - 大体無惨戦で死んじゃう子はバッドエンドになるけどちゃんとハッピーエンドだったし泣きながらギャグに大爆笑するというカオスなことになりました!( 素敵な作品をありがとうございました!! (7月18日 22時) (レス) @page50 id: 6563dca116 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:だむい | 作成日時:2020年5月16日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。