25話 ページ25
「上手…私なんかよりずっと筋が良い」
「あ、ありがとうございます…」
「下半身に力を入れて…そうそう、出来てるじゃん」
「よし!ありがとうございます!」
最近の隊士は質が落ちてるとかなんとか言ってたけど全然出来てる…私より上手。
「伊之助すごいね、完璧だよー」
「あったりめーだろ!」
伊之助、数こなして技を身につけるタイプ。猪突猛進で真っ直ぐな良い子、そしてよく食べる。
「行冥さんのところ行っておいで、頑張ってね」
「おうよ、今度は勝負しろよな!」
「死んでなかったらね…」
伊之助にそう言って外まで見送った。行冥さん教えるの下手だし鍛錬のレベル馬鹿みたいに高いから命を落とさないように頑張ってほしい。
「これ行く道で食べな」
「なんだこれ」
「どら焼き、美味しいよ」
蜜璃イチオシのお店だから美味しいよ、とそれを渡せば、早速それを口にしていた。
行く途中に食べろっつの。
「うめぇ!!」
「良かった、またね伊之助」
「おうよ!ゴチソウサマデシタ」
野生児伊之助が挨拶できたことに感動。
この場合ありがとうかさようならだと思うけどごちそうさまでも良いに決まってる。感涙。
「気をつけてー」
善逸や獪岳、炭治郎はまだかなぁ…、とそんな事を思いながら柱稽古に戻った。
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「我妻様、ご指導ありがとうございます。おやすみなさい」
「うん、みんな頑張ってたからしっかり休んでね」
私だったら吐いて死んでると思うのに、良かった。稽古つける側で。
柱で良かったって初めて思った。
「我妻様…お優しい…」
「この人の継子ならなりたい、切実に。」
みんな震え上がってるけど小芭内か実弥に酷いことされたんだろうな。(確信)
私もあの二人の稽古とか死ぬしかないと思ってる。
そう一人縁側ででお茶をしていると、襖が開いた。
「姉ちゃん、」
「善逸かぁ」
足音で分かってたけども。
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やっと来たね、弟よ
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「どう?柱稽古」
「死を具現化したような稽古だとほんと、死ぬよ?俺。」
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人間 - 鬼滅の刃の夢小説はあまり見ないんですけど号泣するほど良かったです。めちゃくちゃ泣いたし笑いました。良い作品をありがとうございました。 (5月9日 7時) (レス) @page50 id: ccbbdf314a (このIDを非表示/違反報告)
*柑橘類*(プロフ) - 家の布団にうずくまってボロボロ泣きました。おまけで声出して笑いましたありがとうございます。 (5月5日 20時) (レス) @page50 id: 33ffb4296a (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - とっっても感動しました(;_;)めっちゃ泣きました。ハッピーエンドでほんとに良かったですぅぅぅぅぅぅ՞߹ - ߹՞こんな神作品をありがとうございます! (2月7日 15時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
バター - 死んじゃったからBADENDだと思ったけど大切な人守って転生させてHappyENDなの好き🥹💗💗 (11月4日 17時) (レス) @page50 id: 71e3afebe3 (このIDを非表示/違反報告)
錫也(プロフ) - 死んだ=バッドエンドとか悲しい展開のお話じゃなくて、家族愛で友人愛で大切なものを守ろうとして戦う姿かっこよすぎて泣きながら小説読んでましたぁ……まだ止まりそうにもないですありがとうございます…… (8月25日 9時) (レス) @page50 id: 046abef528 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だむい | 作成日時:2020年5月16日 0時