3話 ページ3
「…………」
「イライラしすぎて文句も出てこない小芭内は初めて」
「そう思うならここで死ね」
「ごめんって…」
任務終了、確認できる鬼を全て狩り終えて下山したは良いけどぬかるんだ地面だった為に私は派手に転んだ。
立てなかった。
「絶対に相応の報いをさせてやる覚えていろA」
「ごめんなさい本当。屋敷の掃除でも雑用でも何でもしますから。」
ので、小芭内におぶられて蝶屋敷へ向かっている。
あの伊黒小芭内がおんぶとか天変地異の前触れかって。
「でもありがとね小芭内…、私一人だったら今日が命日だったよ」
鬼に殺されるか、野垂れ死ぬか。
腕相撲大会云々で力の弱さを発揮する小芭内も鬼殺隊員、増してや柱。人をおんぶして普通の速度で歩けるくらいの力はある。
因みに私は腕相撲大会で杏寿郎との勝負の際机を貫通するまでにボロボロにされた。
「…泣き喚かないだけ今回はマシかね」
「えっ…泣いて良いの?」
なんか優しい、目元が潤んできた。
「あぁ、泣くと良い。はりつけにしてやる」
「………」
スッ…、と涙が引っ込んだしなんなら風が染みるレベルで乾いてきた。
伊黒小芭内、ストレスが最骨頂に。
「お前は今後筋肉バカ共と組め」
「じゃあ蜜璃に頼んでみる…」
「宇髄だ、宇髄にしろ。」
「やだ」
あの人笑ってるだけで全然助けてくれないもん。
何度三途を見たことか。
「なら時透」
「逆にね!置いていかれたことあるよ!」
彼が柱になって初任務の時、泣き喚いてたら置いていかれました。
「不憫だな時透も」
「私じゃないんだ」
その経験がある私からしたら小芭内とかただの大天使だよ。
「一番神対応だったのは杏寿郎、鬼狩りも行き帰りも担いでくれたし」
寝てたら任務終わってた。
「それはお前が同行する必要あったのか。」
「それねー」
__
そして蝶屋敷へ。
__
「あぁ…今日の子守は伊黒さんでしたか。お疲れ様です」
「子守って。」
「あぁ。あとは任せた、俺は無心で穴を掘ってくる。」
「めちゃめちゃストレス溜まってるじゃんごめんね本当」
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○○(プロフ) - とっっても感動しました(;_;)めっちゃ泣きました。ハッピーエンドでほんとに良かったですぅぅぅぅぅぅ՞߹ - ߹՞こんな神作品をありがとうございます! (2月7日 15時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
バター - 死んじゃったからBADENDだと思ったけど大切な人守って転生させてHappyENDなの好き🥹💗💗 (11月4日 17時) (レス) @page50 id: 71e3afebe3 (このIDを非表示/違反報告)
錫也(プロフ) - 死んだ=バッドエンドとか悲しい展開のお話じゃなくて、家族愛で友人愛で大切なものを守ろうとして戦う姿かっこよすぎて泣きながら小説読んでましたぁ……まだ止まりそうにもないですありがとうございます…… (8月25日 9時) (レス) @page50 id: 046abef528 (このIDを非表示/違反報告)
せりりん - 大体無惨戦で死んじゃう子はバッドエンドになるけどちゃんとハッピーエンドだったし泣きながらギャグに大爆笑するというカオスなことになりました!( 素敵な作品をありがとうございました!! (7月18日 22時) (レス) @page50 id: 6563dca116 (このIDを非表示/違反報告)
茶々葉(プロフ) - 素敵すぎるぅぅ……この作品と出会えてよかったです (2022年11月27日 12時) (レス) @page50 id: 9bb2c58fa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だむい | 作成日時:2020年5月16日 0時