20話 ページ20
任務嫌だなぁ…、と半泣きで歩いていると見慣れた髪色が目に映った。
「あれ、蜜璃じゃない」
「Aちゃんっ、こんなところで会うなんて偶然!」
久しぶり、と感動の再会をしていた。
あぁ、実弥にも会えて続けて蜜璃にも会えるなんて…
「死ぬ前に蜜璃に会えてよかった…」
「キノコ生えそうよAちゃん!」
シッシッと私に纏わり付くオーラを払う恋柱可愛いよ本当。
「こんな寂れたところで何してるの?」
「今日の担当地区なの!さっき刀も新しくなったのよ」
見て見て、と真新しいピカピカでふにゃふにゃな刀を嬉しそうに見せてくれた。
本当この刀凄いよね、一回振らせてもらったけど偶々近く歩いてた義勇の足少し切っちゃって追いかけ回されたよ。
「んー、じゃあお会いできた奇跡にこれあげる」
よく考えたら、都合よく弟に出会えるわけないわ。と手に持っていたおはぎをあげた。
「いいのー!?」
「お食べ」
踊って喜ぶ蜜璃を見るとあげて良かったと思う。あげ損ねた二人には別の物を買っていこう。
「クルックー、クルックー!」
「やばい、もう日が暮れてるね。ぽっぽが怒ってる」
またね、と手を振って駆け出すとぽっぽに羽織を引っ張られた。
「甘露寺様!あっ、我妻様も!」
お疲れ様です、と頭を下げる隠の子に私も会釈をした。
嫌な予感がして胃もたれ始まった。
「里に十二鬼月が!」
「よーし、私は担当地区へ向かうね。」
なんなの?もう狂ったように十二鬼月出てくるじゃん最近、今までひっそり暮らしてきたなら貫けよ。
「鳴柱様も是非!」
「是非じゃないよぶん殴るぞコラ」
「も、申し訳ございません…」
なんで私ばっかり十二鬼月に遭遇するわけ、私のこと大好きかよ、鬼。
「今まで人からモテた事ないのに鬼にモテるの凄く嫌だ!ちょっと、離してよ担ぐな後藤!あんたの事知ってんだぞ後藤!!」
「光栄です!!」
隠の後藤、よく運んでくれる方覚えている。
そんな彼の背中をポカポカ叩いて全力で抵抗するも気にせず前へ進んでいる。
「恋柱が加勢するし私の記憶が確かならば天才剣士霞柱もいるはずだから柱3人も要らなくない?」
「………」
「無視すんな!!」
_
隠からもこの扱いよ
_
「うわぁぁぁぁん、おばなぁぁぁぁい」
2866人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
○○(プロフ) - とっっても感動しました(;_;)めっちゃ泣きました。ハッピーエンドでほんとに良かったですぅぅぅぅぅぅ՞߹ - ߹՞こんな神作品をありがとうございます! (2月7日 15時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
バター - 死んじゃったからBADENDだと思ったけど大切な人守って転生させてHappyENDなの好き🥹💗💗 (11月4日 17時) (レス) @page50 id: 71e3afebe3 (このIDを非表示/違反報告)
錫也(プロフ) - 死んだ=バッドエンドとか悲しい展開のお話じゃなくて、家族愛で友人愛で大切なものを守ろうとして戦う姿かっこよすぎて泣きながら小説読んでましたぁ……まだ止まりそうにもないですありがとうございます…… (8月25日 9時) (レス) @page50 id: 046abef528 (このIDを非表示/違反報告)
せりりん - 大体無惨戦で死んじゃう子はバッドエンドになるけどちゃんとハッピーエンドだったし泣きながらギャグに大爆笑するというカオスなことになりました!( 素敵な作品をありがとうございました!! (7月18日 22時) (レス) @page50 id: 6563dca116 (このIDを非表示/違反報告)
茶々葉(プロフ) - 素敵すぎるぅぅ……この作品と出会えてよかったです (2022年11月27日 12時) (レス) @page50 id: 9bb2c58fa8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:だむい | 作成日時:2020年5月16日 0時