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1話 ページ1

「やぁぁだぁぁぁ」








「お前と組んでいる俺の方が嫌だ。これ以上手間取らせるな」





「これから死にに行くのに何でそうもフットワーク軽いかな、信じられないよ。」





伝令を受けた私は無視して寝ていたが小芭内が鬼の形相で屋敷までやってきたので今全力で抵抗してるところ。









「宇髄、この女を引き剥がせ。お前のそのダルマのような筋肉を使う時が来たぞ」



「なんで天元を連れてきてるのさ…ッ、」





やだ、と壁に捕まって私の足を引っ張る二人に抵抗を続けた。








「俺も方角的に近場の任務だからなぁ、つーか伊黒に迷惑かけんな。良い加減折れろよ」





「嫌だよ私まだやり残した事いっぱいあるんだって。」






実弥の隊服スカートにするっていう嫌がらせも、


粘土で義勇を作るっていう夢も叶えてないのに死ねない。








「おい伊黒、こいつ日に日に抵抗力増してるぞ」




そうだよちょっと腕の筋肉ついたよお陰さまで。









私がそうしていると、小芭内がため息を吐いて足から手を離した。






「A、戻ったらチョコレートを買ってやる」


「えっ、」




「よし揺れた今だ引っ張れ!!」









力が抜けたところで一気に引き上げられた私。


一本釣りされるカツオの気持ちが理解できた。









「宇髄、分かれ道まで頼む」


「おー。」






天元に俵担ぎされて、私は渋々任務へ行くことになった。








「やぁぁだぁぁぁぁ」




「いつまでも騒ぐな愚図め、何年鬼殺隊をやっているんだお前は。」



「どの鬼も一回で死なせてくれそうにないからこんなに隊士続けてるの!」






生き残っちゃってんだよなぁ…、しかも生き残れば必然的に階級が上がるし。






今となっては望んでもいない最高位…。









「柱。の句点みたいなものですから私…」


「そんな事は知っている。」


「ですよね…」









_






弱いんです、私。






_









「私の遺書は机の上に乗ってるからね…」









「あぁあの広辞苑な」

「六法全書の事か」








「遺書だってば」

2話→



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*柑橘類*(プロフ) - 家の布団にうずくまってボロボロ泣きました。おまけで声出して笑いましたありがとうございます。 (5月5日 20時) (レス) @page50 id: 33ffb4296a (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - とっっても感動しました(;_;)めっちゃ泣きました。ハッピーエンドでほんとに良かったですぅぅぅぅぅぅ՞߹ - ߹՞こんな神作品をありがとうございます! (2月7日 15時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
バター - 死んじゃったからBADENDだと思ったけど大切な人守って転生させてHappyENDなの好き🥹💗💗 (11月4日 17時) (レス) @page50 id: 71e3afebe3 (このIDを非表示/違反報告)
錫也(プロフ) - 死んだ=バッドエンドとか悲しい展開のお話じゃなくて、家族愛で友人愛で大切なものを守ろうとして戦う姿かっこよすぎて泣きながら小説読んでましたぁ……まだ止まりそうにもないですありがとうございます…… (8月25日 9時) (レス) @page50 id: 046abef528 (このIDを非表示/違反報告)
せりりん - 大体無惨戦で死んじゃう子はバッドエンドになるけどちゃんとハッピーエンドだったし泣きながらギャグに大爆笑するというカオスなことになりました!( 素敵な作品をありがとうございました!! (7月18日 22時) (レス) @page50 id: 6563dca116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だむい | 作成日時:2020年5月16日 0時

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