【鬼滅の刃】むしろ清々しい。

11話 ページ11

「実弥ぃー！」


「重てェ」





愛しの実弥に飛びつけば文句は言うもののダルそうに私の頭をポンポン撫でてくれる。





こう言うところも好きだけど何より強いので任務がすぐ終わるので大好き。(業務的理由)








「今晩は実弥の側を離れないよ。」

「そーかィ、精々足だけは引っ張るなよォ」



「うん、その為に刀置いてきた。」

「お前頭どうなってんだィ？」






ほら、下手に手出ししないほうが良いかなっていう私なりの配慮。









そんな言葉を言う前に蹴り飛ばされたよね。




「レディを蹴り飛ばすなんて！義勇でもしないよ！！」





「冨岡と比べんじゃねェ」

「比べられないよ泥仕合すぎて」

「ぶっ殺す」







落ち着こうよ実弥、敵は鬼だよ。私でも義勇でもない。







「今すぐ刀持ってこいバカ女ァ」


「はい今すぐ」




あんな血管浮き出た実弥に勝ち目はない。




昔は思春期だったらから問答無用で私が勝ってたんだけどね。過去の栄光。









「あれ、杏寿郎も任務？」


「あぁ、列車内の任務だ！」


「まぁ大変そう、杏寿郎じゃなきゃ無理だね」





列車内なんて相当実力が無いと無理だよ、私だったらビビって動けないか動けたとしても列車吹き飛ばしてる。









「お土産待ってるね、駅弁」


「あぁ、生きて戻ったら必ず！」


「やったー」








頑張ってねー、と手を振れば振替してくれる杏寿郎最高。屋敷にポスター貼りたい。





ちなみに手を振っても振り返さないのが小芭内。





そもそも気付かないのが義勇と無一郎。









「駅弁腐る前に早く任務終わらせなきゃ(実弥が)」



私は足を引っ張らない事に全集中。









刀を片手で持って、小走りで実弥の元へ戻った。









「那田蜘蛛山で十二鬼月がいたし…南南西潰して行くって言うのもアリだと思うなぁ」



「お前は十二鬼月に会ってどうするんだィ」







「そりゃあ立派に戦死するよ、1秒かからず」


「柱が聞いて呆れるなァ」


「酷い、頑張ってるよ私も」









_








頑張りますよこれからも。







_









「無理だって実弥ぃ……ほらこっちこっち来たじゃない！追いかけて来たじゃない！！」



「足速ェんだから立派に囮やってろォ…」









「無理！恐怖が膝に来ててもう動けないんですけど！！」


「ほんっとどうしようもねェな」

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