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6話 ページ6

「お前明け方に来るのやめろ」



「頼れる先輩に任務報告が必要かなって。」





鬼の活動がなくなる日の出から少しすると時透が縁側に座ってるの怖いから早くくっついてくんねぇ?




偶々起きた須磨がビビって大泣きして大変だったんだよ。









「まぁ地味に生活の一部になって来てんだけどな」


「ありがとうございます」




すみませんじゃなくてありがとうって言うところなコイツ。









「お前さ、なんで今まで屋敷にA呼ばなかったわけ?」



「え?」





「もっと早く呼べば良かっただろ。遊ぼうぜー、とか」






普通に美味い和菓子が手に入ったから一緒に食おうとか、双六しようとか。誘い方なんて色々あんだろ。


焦ったいやつだな、とニヤッと笑うもこいつもまだ14歳だ、色々考えてんのかね。









「……今すぐにも既成事実作れってこと?」



「俺お前の思考回路だけはわかんねぇよ」






刀握って二ヶ月で柱になる奴の思考わかんねぇよ本当、助けてくれ。







「でも僕まだ14だし」


「何、お前時が来たら手出すの?」


「そりゃあ同意があれば」







相手を尊重する姿勢に俺は50回分くらい時透を見直した。


だって俺の中のAに対する時透のイメージ最低だもん。








「逆にさ」


「おう」









「…稽古っていう名目もなくAを屋敷に呼んで俺が平気だと思う?」



「クソ分かりやすく説明すんのやめろ」






微塵も思わないわ。と段々登っていく朝日に目を細めた。






鬼殺隊の将来が不安ですお館様。









「甘露寺さん式の隊服発注しようかな」


「用途を言ってみろ。おい。」





何に使う気だお前。


あと俺も混乱してよく分からねぇけど甘露寺にも謝っとけ。









「え、だって屋敷に二人って、」







「嫌われるぞ」


「めちゃめちゃ稽古するだけだし。」





安心しろA、お前の事は俺が派手に守ってやる。









「自重しろよ」



「……一番の敵は自分なんだね。」



「嘘でも鬼って言え」







その稽古の日、時透邸の天井裏に潜入しておこう。







強く心に誓った。

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べにてゃ - スゥー好きです🫶 (4月29日 14時) (レス) @page50 id: 3804c55305 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - ほんとに情緒不安定っす…。泣きました、めっちゃよかった。こんな素敵な作品作ってくれてありがとうございます! (2月28日 18時) (レス) id: d48b66107c (このIDを非表示/違反報告)
めんぼー(プロフ) - もうガチ好き。愛してるレベルで好き。神か?これは神なのか? (11月18日 23時) (レス) @page50 id: a4d4cab34b (このIDを非表示/違反報告)
りず - ほんとすきこのしょうせつ。にやにやしすぎたわ…!もう最高!前世のの話してるシーンとかとくに! (11月18日 22時) (レス) @page50 id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
せりりん - ギャグ要素もありながらキュンキュンするし感動するし感情の起伏が激しすぎて肝臓がやられちゃいました(?) 完結おめでとうございます、そして素敵な作品をありがとうございました! (7月18日 20時) (レス) @page50 id: 6563dca116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だむい | 作成日時:2020年4月22日 23時

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