28話 ページ28
「って事があってな、俺は柱稽古中振り回されてたんだよ。霞柱に。」
「働き者の宇髄さん素敵！」
「時透を一度胡蝶めのところへ連れていくべきではないのか？」
「連れて行ったら手の施しようがねェってよォ」
チーム親バカ(命名俺)は仲良く甘味処へ来ている。
天変地異の前触れか？って思うかもしれないが安心してくれ、A関係だと俺ら仲良いから。
「Aってば無一郎君と今日の約束があるって柔軟とっても頑張ってたのよ！」
そう。今日はあの二人の監視だ。
五感と勘が研ぎ澄まされているので個室だ。個室でも十分会話は聞こえるだろう。
「ずーっと頬緩んでたなァ」
「照れ隠しの一環なのか俺の屋敷の雑草取りをしてくれた。」
「照れてるA便利だなぁおい」
良かったわAもだいぶ可笑しくて。
特殊すぎる照れ方だな、花に水やりじゃなくて雑草抜いてるの嫌いじゃないぜ。
「何頼む？」
「あんみつ！」
「そっか、僕はどうしようかなー」
クスッと笑ってお品書きに目を通す時透。
「どれも美味しそうだよね〜」
「うん、美味しそう。」
Aじゃなくてお品書き見ろ、美味しそうなのはスイーツだ馬鹿野郎。
時透はあんみつとわらび餅を注文して、Aと談笑を始めた。
「俺らは何を見てんだァ」
「まともな時透が見れるレア回だぞ」
バカ言ってんじゃねえ、と俺は隙間から二人を凝視した。
「稽古お疲れ様」
「無一郎君もご指導お疲れ様」
全隊員となると大変だよね、と眉を下げるAだが、全隊員の面倒より時透単体の方が大変だぜ。
「正直悲鳴嶼さんのところでは心折れそうだったの」
滝って重いし寒いし、石なんて全く動かなくてね、と。悲鳴嶼さん号泣してたわ可哀想だって。
あの人も割と親バカだからな。
「でもね、無一郎君とお出掛けだぞって思ったら岩動いて！」
「力になれたなら良かった」
時透の言葉のチョイスが優しすぎて香辛料そのまま飲み込んでも中和されそう。
「俺も、Aとこうしてられるなら稽古も悪くないと思うよ」
「そ、そっか…！」
お力になれたら良かったです、と頬を染めて笑うA。
「…焦ったいな」
「焦ったいわね」
「まァ良いんじゃねェの？幸せそうだし」
「お兄ちゃんだなぁ不死川」
「殺すぞ」
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べにてゃ - ｽｩｰ好きです🫶 (4月29日 14時) (
レス) @page50 id: 3804c55305 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - ほんとに情緒不安定っす…。泣きました、めっちゃよかった。こんな素敵な作品作ってくれてありがとうございます！ (2月28日 18時) (レス) id: d48b66107c (このIDを非表示/違反報告)
めんぼー(プロフ) - もうガチ好き。愛してるレベルで好き。神か？これは神なのか？ (11月18日 23時) (レス) @page50 id: a4d4cab34b (このIDを非表示/違反報告)
りず - ほんとすきこのしょうせつ。にやにやしすぎたわ…！もう最高！前世のの話してるシーンとかとくに！ (11月18日 22時) (レス) @page50 id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
せりりん - ギャグ要素もありながらキュンキュンするし感動するし感情の起伏が激しすぎて肝臓がやられちゃいました(？) 完結おめでとうございます、そして素敵な作品をありがとうございました！ (7月18日 20時) (レス) @page50 id: 6563dca116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だむい
| 作成日時：2020年4月22日 23時
