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21話 ページ21

「そうそう、動き良くなってるよ。付いてこれてるね」




数日後、俺はまた時透邸を訪れた。



今日はAと時透が打ち合いしているようで、監視していた俺から見てもわかるレベルの高さ。








「捌き方が上達したね、それに体力も」



「うん、まだいける」







宇髄さんのところで基礎体力もあげたし、体力の保ち方も分かってきた。なんて喋りながら打ち合ってる時点でまぁまぁ余裕なんだろうな、この若手二人スゲェよ本当。









「はい、一回休憩ね」


「はーい」





時透がポンッとAの脇腹に竹刀を当てて、一区切りとなった。








「すごいねA、攻撃の捌き方も入り方もばっちりだよ」



「無一郎君の教えのお陰だー」






やったー、と万歳して喜ぶA、出来なかった事が色々出来るようになって嬉しいんだろうな。









「すごく名残惜しいけど次の柱のところ行っても良いよ…」



くそテンション下がってるけど柱としてちゃんと送り届けてて安心した。









「うん、お世話になりました」



「怪我しないでね、不死川さんにいじめられたらすぐ言うんだよ」



「大丈夫だよー」




俺もそれは心配ないと思うせ、不死川はAに甘いし。









「私、早く合格できるようにするからさ、」



「うん、Aなら問題ないと思う」







そう微笑む時透に、顔に熱を集中させたAがモジモジとしだした。



良いぞ、頑張れA!









「終わったら、その…」



「甘味処行こうね、城下町の。」



「うん…!」






Aの気持ちを汲み取ってか、時透はそう言った。漢だなあいつ。





Aの屈託のない笑顔で雲がどいて太陽が顔を出した。天女かこいつは。








「ま、またね…無一郎君」



「うん、がんばってねA」






なんかあいつらの周りに花が見えんだけど疲れ目か?









___





_






一方、Aが去った霞柱稽古








「君たちに休憩を与えた記憶はないんだけど。さっさと素振り始めたら?」









((瓔珞さん、戻ってきて…ッッ))






隊士たちの派手に悲痛な声が聞こえた気がした。

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べにてゃ - スゥー好きです🫶 (4月29日 14時) (レス) @page50 id: 3804c55305 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - ほんとに情緒不安定っす…。泣きました、めっちゃよかった。こんな素敵な作品作ってくれてありがとうございます! (2月28日 18時) (レス) id: d48b66107c (このIDを非表示/違反報告)
めんぼー(プロフ) - もうガチ好き。愛してるレベルで好き。神か?これは神なのか? (11月18日 23時) (レス) @page50 id: a4d4cab34b (このIDを非表示/違反報告)
りず - ほんとすきこのしょうせつ。にやにやしすぎたわ…!もう最高!前世のの話してるシーンとかとくに! (11月18日 22時) (レス) @page50 id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
せりりん - ギャグ要素もありながらキュンキュンするし感動するし感情の起伏が激しすぎて肝臓がやられちゃいました(?) 完結おめでとうございます、そして素敵な作品をありがとうございました! (7月18日 20時) (レス) @page50 id: 6563dca116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だむい | 作成日時:2020年4月22日 23時

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