16話 ページ16
あの後、俺は一旦指導に向かい、夕方もう一度霞柱邸に来た。
俺働きすぎじゃね？今回のMVP俺で間違いないだろ。
「死ぬー…まだ先があると思うと死ぬ…」
「次はね、私の師範のところだよ」
「えっ、恋柱の！？よっしゃぁぁ！！」
稽古場で横になっていた善逸が飛び上がって喜んでいた。一回鏑丸に噛まれろ。
「柔軟だから伊之助は楽勝かもね」
「チョロいぜ、なんだ勝負しねーのかよ」
「でもね、師範がパンケーキを焼くって言ってたよ」
「なんだよそれ」
「甘くてふわふわした食べ物だよ」
片手で頬を押さえながら、とっても美味しいのよ〜、と説明するA。
「マジかよ衣のついたあれより美味いのか！？」
「どうだろう…、でも新感覚だと思う」
「シンカンカク…！」
和むわぁ…、この凍りついた屋敷での和みがいて良かったわぁ…。
目に見えてテンションが上がる伊之助を見て微笑むA、俺もほっこり。
「つーかよ、A、あいつ見てる時顔赤いぞ。ビョーキか？」
「えっ？…うそ、赤い…？」
「おう。茹でたタコみたいで旨そうだぞ」
「うそぉぉぉ…、やっぱり…？そうだよねぇ…っ」
顔熱いと思った、と手でパタパタ顔を仰ぐA。
「どうしたのA、暑い？」
「はぅ…っ」
Aは時透の事を考えている時に時透が現れるのに弱い。
今も矢に打たれたように後退して心臓を抑えている。
「ふふっ、変な声。どうしたの」
「う、ううん…。」
「…顔赤いね、少し無理しすぎじゃない？」
「だ、大丈夫だよ」
「そう？」
なんでも良いけどお前Aに優しすぎるだと他の隊士白目剥いてるぞ。
「あのね、無一郎君…！」
去っていこうとする時透の袖を掴むA。
その行動に心臓の高鳴りが止まらず片手で頭を抱える時透。
「こ、今晩さ…、」
「うん。僕の部屋くる？」
お前はまず話を聞け。
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べにてゃ - ｽｩｰ好きです🫶 (4月29日 14時) (
レス) @page50 id: 3804c55305 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - ほんとに情緒不安定っす…。泣きました、めっちゃよかった。こんな素敵な作品作ってくれてありがとうございます！ (2月28日 18時) (レス) id: d48b66107c (このIDを非表示/違反報告)
めんぼー(プロフ) - もうガチ好き。愛してるレベルで好き。神か？これは神なのか？ (11月18日 23時) (レス) @page50 id: a4d4cab34b (このIDを非表示/違反報告)
りず - ほんとすきこのしょうせつ。にやにやしすぎたわ…！もう最高！前世のの話してるシーンとかとくに！ (11月18日 22時) (レス) @page50 id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
せりりん - ギャグ要素もありながらキュンキュンするし感動するし感情の起伏が激しすぎて肝臓がやられちゃいました(？) 完結おめでとうございます、そして素敵な作品をありがとうございました！ (7月18日 20時) (レス) @page50 id: 6563dca116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だむい
| 作成日時：2020年4月22日 23時
